下取りは新車購入の手続きとあわせて行いますので、基本的に車ディーラーの営業担当の言うとおりに、購入手続きを進めていけば問題なく行えます。
ここでは、車下取りの流れと注意点、必要書類について紹介します。
下取りの流れ
1.下取り査定を行う
車を購入検討する段階で下取り査定を行います。買取店とアイミツを取ったり、ネットでの情報収集をして、ある程度の相場を理解しておくと良いでしょう。
下取りの場合は初期査定をされる事も多いので、最終的な査定価格は後の交渉で変わってくる事も考慮しておきます。
2.購入する車の条件交渉
下取りは文字通り、車を購入しない事には成立しません。
装備の確認や値引き交渉・下取り車の査定交渉等で条件を詰めていきます。
3.契約する
販売店と条件で折り合いが付いたら契約を行います。
下取り車の契約書は購入する車の注文書と一緒になっているのが一般的です。
注文書の中に記入されている下取り車情報の金額や、戻り税の計上・事務手数料の確認等をしっかり行いましょう。
その他書類提出の流れや納車予定日、下取り車の引き上げ予定日等を確認します。
車検満了日が近い場合や、下取り車に不具合がある場合は、代車を出せないか?等も契約前に相談しておく事が望ましいです。
販売店と取り交わす注文書は一般的に認印の捺印と自筆のサインで成立します。
4.必要書類の提出
下取りの場合は、購入する車両の登録ベースに併せて書類を提出していきます。
まず最初に必要なのは車庫証明の申請、その後、印鑑証明・実印を捺印した委任状・譲渡証を渡していきます。
5.お金の入金
購入車両価格から下取り車の金額を差し引いた注文書に記載の金額を販売店へ支払います。
最近では大きなお金を扱う新車等は店頭販売でも、お金のやり取りは振込を利用するケースが多くなっています。
一般的には購入した車に登録をかける前に3~5割ほど。
残りは納車日までに支払う事が販売店側のルールとなっている事が多いです。
6.納車日の確定
購入した車の準備ができた段階で納車日を決めます。
納車日が決まったら、任意保険の代理店等に連絡をして、車を乗り換える事を伝えましょう。
自動車保険の車両入れ替えに必要な情報は、車検証・安全装備・納車日です。
車検証は後日提出でも問題ありませんが、納車日が決まった段階で早めに連絡を入れておくとよいでしょう。
事前に販売店のスタッフに保険の車両入れ替えで必要な情報を全て確認しておくと良いでしょう。
7.下取り車の整理
納車前に車内の荷物等を整理します。
処分したい荷物があれば積んだまま下取りに出しても、問題ありません。
ETCなどオプション装備を取り外したい場合は事前に販売店に外していいもの、悪いものを確認しておくようにしましょう。
8.納車・引渡し
購入した車両と納車した際に、交換として下取り車を引き渡します。
店頭納車の場合は下取り車に乗っていき、新しい車で帰ります。
販売店に届けてもらう場合は購入した車に乗ってきてもらい、下取り車に乗って帰ってもらいます。
下取りの場合は引渡し時に査定や状態のチェックのやり直しはしないのが一般的です。
ですが明らかに大きな傷が増えていたり、無断でカーナビを取り外すなどの行為がしていた場合は、下取り価格について協議しなおしたり、免責金を請求される事もあります。
下取りに必要な書類
基本的には車を売る時に必要な書類に加えて、購入する車の注文書になります。
販売店によっては、下取り車用に注意事項等を記載した独自の誓約書に一筆するよう要求される事もあります。
下取りの場合は、最悪、車検証もしくは正確な車検証に記載されている情報と実印と印鑑証明があれば、他の書類に多少不備があっても販売店側が全て代行再発行等をしてもらえます。
ただしスタッフには迷惑をかけてしまうものですので、必要書類が家の中に眠っていないか、などしっかり確認して、どうしても無い場合は事前に相談をしておくようにしましょう。