車の購入方法は現金とローンの2つの支払い方法があります。
どちらがお得なのか?という問いでは、もちろん利息が一切発生しない現金購入がお得になりますが、ローン購入するメリットももちろんあります。

ローン購入の利息の一例

ローン購入した場合にかかる利息の例を紹介します。

●200万円の新車を4.9%で60回均等払いした場合
・月々の返済額 約37,650円
・支払い総額  約2,259,054円(利息分約26万円弱)

●200万円の新車を2.9%で60回均等払いした場合
・月々の返済額 約35,848円
・支払い総額  約2,150,914円(利息分約15万強)

●200万円の新車を4.9%で36回均等払いした場合
・月々の返済額  約59,852円
・支払い総額   約2,154,674円(利息分約15万5千円)

●100万円の中古車の7.9%で60回均等払いした場合
・月々の返済額 約20,228円
・支払い総額  約1,213,714円(利息分約21万4千円)

これらはあくまでも一例ですが、ローン購入した場合は数十万円単位の利息が発生する事が多いです。
こういった事例は更に詳しく「ローンの年数の違いによる毎月の返済額の差」のページでも紹介しています。

自己管理に自信がない人はローン購入もあり

ローン購入は利息が発生するのでお得ではありませんが、自己管理能力に自信がない人は、貯金があっても、あえてローン購入をする事も決して悪い選択ではありません。

200万円の車を購入する場合

例えば200万円の車を購入しようとした時に、フルローンを組んでしまえば、3千円程度の所有権留保手数料がかかる事はあっても、購入時にまとまった出費は発生しません。それに対して、現金購入すれば貯金を200万円使ってしまう事になります。

上記の例で紹介した、200万円を2.9%で60回払いした場合に例えると、月々約35,848円の返済が必要になり、5年で約15万円の利息が発生します。利息を月々の負担分で計算すれば、約2,500円程度となります。

現金購入した場合に、分割購入した場合に発生する月々約3万6千円を確実に貯金に回せる人であれば、5年後には車の購入費用の200万円以上の貯金を作れますが、お金の自己管理ができない人は、ついつい手元にあるお金を使ってしまいます。

貯金を使って現金購入しても、その分の貯金を数年単位で再び作る事ができなかったら、利息を払ってでも、ローン購入した方が5年後に手元にお金が残っているというケースも多くあります。

月々の返済額が発生する事で、無駄な浪費を抑えたり、節約する事ができる事を考えれば、安い金利のローンであれば、利息は決して高い金額ではないと表現する事もできます。

また、車を一括で買うと貯金がなくなってしまう人は、何か急な出費ができた時に、カードローンや消費者金融でお金を借りると、車のローン金利以上の高い金利による利息が発生します。こうした状況になってしまうと、車をローン購入して手元にお金を残しておいた方がお得だったと後悔してしまうケースもあります。

車をローン購入する利息は、決して安くはないですが、考え方や状況によってはローンを組んだ方がお得だったり、貯金をたくさん作れるケースもある事を理解して検討するとよいでしょう。