車をローンで購入する場合は、金利が低く分割回数が少ない程、利息が少なくなります。
ローンの年数や金利の違いによって、毎月の返済額がどのような変化をするのか?の傾向を理解しておく事で、車をローン購入する場合に、見積もりを出さなくてもおおよその目安を把握する事ができます。
100万円をローンを組んだ場合の月々の返済額と利息を比較します。
元金100万円のローンを組んだ場合の月々の返済額と利息
▪︎金利1.9%の場合
12回 84,193円 総額1,010,321円(利息10,321円)
24回 42,496円 総額1,019,911円(利息19,911円)
36回 28,598円 総額1,029,561円(利息29,561円)
48回 21,651円 総額1,039,272円(利息39,272円)
60回 17,484円 総額1,049,042円(利息49,042円)
72回 14,706円 総額1,058,873円(利息58,873円)
84回 12,723円 総額1,068,763円(利息68,763円)
▪︎金利2.9%の場合
12回 84,648円 総額1,015,777円(利息15,777円)
24回 42,936円 総額1,030,484円(利息30,487円)
36回 29,037円 総額1,045,377円(利息45,377円)
48回 22,090円 総額1,060,327円(利息60,327円)
60回 17,924円 総額1,075,457円(利息75,457円)
72回 15,148円 総額1,090,726円(利息90,724円)
84回 13,168円 総額1,106,135円(利息106,135円)
▪︎金利3.9%の場合
12回 85,104円 総額1,021,250円(利息21,250円)
24回 43,380円 総額1,041,130円(利息41,130円)
36回 29,479円 総額1,061,262円(利息61,262円)
48回 22,534円 総額1,081,648円(利息81,648円)
60回 18,371円 総額1,102,285円(利息102,285円)
72回 15,599円 総額1,123,175円(利息123,175円)
84回 13,622円 総額1,144,317円(利息144,317円)
ここまで低金利の均等払いのみの一覧になりますが、ある程度の傾向は認識する事ができると思います。
●ローン元金の増減は、基準価格をベースに考えられる
ローン金利による利息の計算は、難しい計算式になっていますが、この一覧表をベースにローン元金を増減して頂ければ、おおよその目安が分かります。
例えば、ローン元金が200万円の場合は、月々の返済額と、利息分を2倍にして頂ければ、若干の端数の違いは出ますが、おおよその目安の金額が分かります。
ローン元金150万円なら1.5倍といった要領で計算して、参考にしてもらえればと思います。
●ローン元金100万円に対し、金利が1%増えると月々の返済額が450円前後増える
あくまでも、ざっとの計算ですが、金利1%に対して月々の利息負担分の差額は450円前後です。
これも同様に、ローン元金が200万円でしたら、2倍の900円前後と計算していく事ができます。
この傾向だけでも理解しておくと、ローン金利の値引き交渉や、月々の返済額を金利で削減したいと思った時に簡単に頭の中でシュミレーションする事ができます。
●分割回数が多い程、利息は比例計算により、負担が大きくなる
上記の例で見てみると元金100万円を1.9%でローンを組んだ場合、1年あたりの利息負担額はおおよそ1万円です。2年なら2万円、3年なら3万円・・・と増えていきます。金利2.9万円でしたら、おおよそ1万5千円が1年あたりの目安で、返済年数におうじて比例して増えていきます。
こうした傾向から、金利が高く返済期間が長くなるほど、利息の負担は大きくなっていきます。
●ボーナス払いをしても利息は軽減されない
ボーナス払いを利用すれば、月々の返済額は削減する事はできますが、分割期間に対しての利息は均等払いに比べて、ボーナス月以外の返済額が少なくなる事から、利息の負担が若干増えます。
ボーナス払いをした事で増える金利は、ごく僅かで、ローン開始月とボーナス月までの期間によっても若干変わってきます。全体的な総支払額でみれば、ボーナス併用払いでも、均等払いでも、ほぼ同等の利息がかかるという事を理解しておきましょう。