新車の値引き額は、同じ車種・グレードであっても購入時期によって変わってきます。
値引き額に影響を与える購入時期については、次の3点が挙げられます。
- モデルチェンジしてからの経過年月
- 車種ごとのキャンペーン
- 購入月
モデルチェンジしてからの経過年月
車はモデルチェンジをしてからの経過年月で新車の値引きは大きく変わると言われています。
モデルチェンジしてからの時期が短い程、値引き額は少なく、モデル末期になるに連れて大きな値引きを期待できるようになってきます。
新車を買う時は、いつモデルチェンジをしたのか?と次のモデルチェンジ情報を車情報誌やネットで調べておくようにするとよいでしょう。
フルモデルチェンジ直後の新型車
フルモデルチェンジをした直後の車というのは、値引きが制限されている事が多く、車種によってはメーカーから一律5万円や10万円などの値引き制限が販売会社に通達されているケースもあります。
場合によっては、発売直後に注文するよりも、発売前に予約注文をした方が特典が付いて安く買えるケースもあります。
ただ、予約注文での特典値引きもそれほど大きな金額は期待できません。
フルモデルチェンジをした新型車は、目安としては発売から6ヶ月ほど経過すると、通常の値引き幅になってくるケースがあります。
なるべく新型モデルを買いたいという人は、発売後半年を目安に待ってみるのもオススメです。
半年経過すると、実際の購入者の口コミ情報や、各種メディアの評価など検討する為の情報も充実してくるメリットがあります。ただしプリウスやアクアのように、大ヒット車種になると半年待っても値引き額が増えないケースもあります。
モデル末期の場合は、次のモデルチェンジがフルモデルチェンジの時ほど叩き売りを期待する事ができます。
キープコンセプトのモデルチェンジよりは、エンジンの型式なども一新するような大幅なモデルチェンジ前程、安く買える可能性が高く、マイナーチェンジやランニングチェンジ前のモデルは国産車であれば、それほど大きな値引きは期待しずらくなります。
車種ごとのキャンペーン
各メーカーは期間限定で車種ごとに、今ならカーナビプレゼントや、オプション○○万円分プレゼントというキャンペーンをやっている場合があります。
こうしたキャンペーンは、メーカーが販売会社に対して値引き補助を行っている事が多く、値引き枠が増える可能性が高いです。
例えばオプション10万円プレゼントキャンペーンをやっていた場合、通常の限界値引きより10万円値引き枠が増えるのではなく、オプション値引き分を、販売会社とメーカーで折半で負担している事が多いです。この場合、実質の限界値引きが増えるのは5万円相当と考える事が必要になります。
それでもキャンペーンをやっている車種は割安感が強くなりますので、希望車種がキャンペーンを打ち出した時は狙い目の購入時期だと言えます。
値引きが大きくなる購入月
新車ディーラーで有名なのは、3月や9月の決算期です。
決算期は各販売店がここぞとばかりに大きなキャンペーンや大展示会を打ち出してきます。
決算期に値引きが大きくなる仕組みについては、「車が安い時期は1〜3月と9月」のページでも詳しく紹介しています。