新車を買う時は各メーカーのディーラーに行く事が必要になります。
ディーラーに行けば、カタログから展示車・試乗車と新車を買う為の必要な情報が全て手に入り、営業マンからの説明も受けられます。

実際にディーラーに行って、購入を検討する場合には事前に確認しておくべきポイントがあります。

ディーラーに行く前に確認する事

事前にネットで情報収集を

新車に必要な情報は全てディーラーで手に入れる事が可能です。何も知識がない状態で行っても、一から詳しく説明を受ける事もできますが、なるべく事前にネットを利用した情報収集をしておく事が必要です。理由は大きく分けて2つあり、新車の商談を想像以上に時間がかかってしまう事と、営業マンのトークに惑わされてしまわないようにする事です。

新車ディーラーに行く人は買う気がなければ1時間程度。買うつもりでも半日あれば時間は充分だと思っている人も多いですが、全く下調べをせずにディーラーに行ってしまうと、車種選びからそれぞれのスペックなど、確認しなければ行けない項目が多く、半日〜丸1日時間がかかってしまう事もあります。

新車営業マンの経験談を聞くと、午前中から商談しに来たお客さんが、途中でお昼休憩を取ってまで、夜遅くまで丸一日かけて商談するお客さんは珍しくないとの事です。販売店側は、商談に時間がかかると、なんとしても即決させようと意地になってきますし、時間がかかる事で最初は楽しい新車の商談も、途中から疲れてきてしまい、最後はもういいか。と思って即決してしまう人もたくさんいます。

また、新車の営業マンはそれなりの話術を持っています。何も知らない客が相手だと、得意の営業トークや都合の悪い部分を省略した説明。お客の足元を見た条件提示などをされるリスクが出てきます。

あらかじめ、そのメーカーの車種ラインナップと、自分が希望する車種とグレード、概算の見積もり額(ネット見積もりも可能です)、燃費や寸法などのスペックをメーカーの公式ホームページから確認しておき、他社のライバル車種の情報や、口コミサイトなどからの値引き情報を事前に確認して把握しておくとスムーズです。

行く前に展示車・試乗車の問い合わせをする

ディーラーは店舗の規模もさまざまですが、例え大型店舗であっても全ての車種とグレードの用意をしているとは限りません。
せっかく目当ての車種やグレード・ボディーカラーを事前に決めていたのに、ディーラーに行ったら用意がなかったり、展示車だけで試乗はできない。などとなったら、がっかりしてしまいますよね。

そうならない為にも、事前にディーラーへ電話して、展示車と試乗車の取り扱い情報を確認しておきましょう。
販売店のホームページから、用意している試乗車情報を確認できる場合もありますが、他の店舗から要望があれば頻繁に回送をして入れ替えられています。土曜日は最寄り店舗にあった試乗車も日曜には他の店舗に行ってしまう事もよくあるので、必ず電話で確認しておく事が大事です。

ディーラーの販売会社を確認する

ディーラーはメーカーが運営している訳ではなく、メーカーから販売権を与えられた販売会社が運営しています。例えば、販売チャンネルが比較的少ないマツダ車を神奈川で買おうとした場合は、関東マツダ、湘南マツダ、神奈川マツダ、マツダ小田原など複数の販売会社があります。

更にトヨタや日産などの販売チャンネルが多角化しているメーカーでは更に多くの販売店があり、トヨタの場合はネット系列、トヨタカローラ系列、トヨペット系列で取り扱い車種が違ってきます。

それぞれの販売会社で、値引きやオートローンの取り扱い金利が違うなど、実際に購入する場合の条件交渉が大きく変わる場合もあります。
可能であれば、複数の会社で競合させる事がオススメですが、複数の店舗に行っても、販売会社が同じであれば、条件提示はほとんど変わらない可能性が大きく、家の近くのお店に戻って条件交渉した方が良い。と突き返される場合もあります。

まずは家から利用できる範囲の販売会社がいくつあるか?を確認しておくと良いでしょう。