新車を買う時には、メーカー、車種、グレード、装備など様々な選択肢があります。
全ての希望を揃えていくと、予算におさまらなくなってしまいますので、どこかで予算に応じた妥協点を探しながら、選んでいく必要があります。
予算に応じて車を買っていく場合には、優先順位をしっかり決めて、順番に考えていく事が必要です。
予算を決める
車を買う時に最も重要なのが予算です。予算さえあれば、どの車でも買う事ができてしまいますが、予算が無ければ車を買う事自体ができません。
予算は人それぞれの事情や考え方などによって変わってきますが、車を買おうと思ったときに思い描いた予算を大事にしていく事が必要です。
車を買う時に優先順位がはっきりしていないと、予算を妥協して最終的には当初の予算を大幅にオーバーする内容で車を買ってしまうケースも多いので、予算に対する考えと、優先順位はしっかり持っておくようにしましょう。
用途から、大体の優先順位を決める
買った車の使い方は、人によって通勤使用だったり、子供や年寄りを載せる為、ドライブ目的やアウトドア目的などさまざまです。
こうした用途と照らし合わせながら、車の優先順位を決めていきます。
主な車を買う時の優先順位を確認しておきましょう。
- 排気量/パワー
- 燃費
- 駆動
- 足回り
- 乗車定員
- 運転席・助手席の快適性
- 後部座席の快適性
- トランクスペースの積載量
- 外観の見た目
- 内装の豪華さ
- 室内の使い勝手
- 維持費/ランニングコスト
- 乗り降りのしやすさ
- メーカーや車種のブランド力・信頼性
状況に応じて妥協できる項目と、絶対に妥協できない項目が出てくると思うので、優先順位をはっきりさせておきましょう。こうした優先順位を整理する事で、車のカテゴリーを選べます。
「新車選びの第一歩。まずは車のカテゴリーを絞り込もう」でも詳しく紹介しています。
概算見積もりや、車種ごとの相場を確認する
優先順位を決めて、車のカテゴリーや車種まで絞り込めたら、まずは希望する条件を入れた概算の見積もりやその車種とグレードごとの概算価格の相場を確認しておきましょう。
希望条件を全て入れていくと、ほとんどの人が当初の予算オーバーになると思います。
妥協点を探していく
希望条件に対して、予算オーバーの場合は、妥協点を探していき、最終的に希望予算におさまるように検討していきます。乗り出し価格を安くする為の妥協点を紹介していきます。
メーカーを変える
同じカテゴリーの車種でメーカーを変えれば、価格が安くなる場合もあります。
新車であれば、値引き情報、中古車であれば相場情報を確認して、同等のスペックの車種で違いメーカーでもっと安く買える車種がないかを検討してみましょう。
車のカテゴリーを変える
予算が大幅にオーバーしている場合は、車のカテゴリー自体を変える必要があります。
例えば、アルファードやエルグランドなどのLLクラスのミニバンが第一希望でも、予算におさまらないなら、VOXYやセレナなどのMクラスのミニバンに落とす事も有効です。
また、スポーツカーが欲しいという希望があっても予算オーバーだった場合や、通勤使用で燃費も重視する事情も兼ね備えているのであれば、通常のセダンやワゴン車にガラリと方向性を変える事も必要です。
中古車も選択肢にいれる
車に対しての条件で妥協できるポイントがない。だけど予算オーバーをしている場合は中古車への検討も有効になります。
あと一歩で予算に届かない場合は新古車や高年式の中古車などを検討するのもありですし、豪華装備を最優先させたいのであれば、型落ちの中古車で上級車種に乗るという方法もあります。
グレード、装備を妥協する
車種まではこだわりがあるという場合は、グレードや装備を減らしていく事も必要です。
グレード自体を落としたり、ナビのランクを下げるなどして、折り合いの付く見積もりまでもっていけないか、検討してみましょう。
購入時期をずらす
値段との折り合いが付かない場合で、今乗っている車がまだ乗れる状態であれば、購入時期自体をズラす事も必要です。
車検を取ってあと2年乗る。モデル末期や決算期などの叩き売りシーズンまで待つ。など購入時期をズラす理由はさまざまですが、一度購入を見送ってお金を貯めて検討しなおす事も必要な場合があります。