最近では軽自動車のトールワゴンなどを始め、多くのスライドドア搭載車で両側電動スライドドアを装着する人が増えています。
実際に装着車に乗っている人の満足度も高く両側電動スライドドアは魅力が大きい装備と言えます。
子供や老人を同乗させる人にオススメ
スライドドアは、隣に駐車している車などの障害物を気にせずに全開にドアを開けて乗り降りしやすいのがメリットの反面、ドアの開閉が通常のヒンジドアよりも力が必要になります。
それが電動スライドドア装着車であれば、レバー操作やボタン操作・リモコン操作や運転席からの操作などで自動で開閉ができるので、非常に便利です。大人の人であれば、電動スライドドアがなくても、開閉する力はありますが、腕の力に課題がある人ではより一層重宝します。
更にスライドドアは構造上、坂道に停車した時は、重量の影響を受けて開閉操作が重たくなったり、一気に閉まりすぎてしまうデメリットがありますが、電動スライドドアは、場所を気にせずに、安全な一定のスピードで力を必要とせずにドアの開閉が可能になります。
片側電動スライドドアは左側が主流
人の乗り降りの為の電動スライドドアの設定でしたら、片側のみの電動設定でも充分役立ちます。
片側電動スライドドアが左側のみの設定が主流なのは、日本の道路が左側走行という事情が関係あり、歩道に寄せて停車した時に乗り降りするのが左側からという特性が影響しています。
両側電動スライドドアが役立つのは、主に車に乗る大人
後部座席に座る同乗者だけの事を考えれば、片側のみの電動スライドドアで充分とも言えます。しかし電動両側スライドドアが威力を発揮するのは、同乗者の為ではなく、運転する人や、その配偶者に恩恵が大きいと言えます。
電動スライドドアの大きな魅力は、スライドドアを手動で開ける力がある人でも、手が塞がっている状態だと開閉がしずらいというデメリットがあります。しかし電動スライドドアが付いていれば、買い物などで荷物をたくさん持っていたり、小さいお子さんを抱っこしていても、簡単操作でドアの開閉ができます。
後部座席に人を乗せない人でも恩恵があるのが電動スライドドアの魅力で、運転者であれば、運転席側の右側のドアを開閉する事が多い事もあり、両側電動スライドドアが付いていると、非常に便利になります。
電動スライドドアは機能が充実している
電動スライドドアの安全性や利便性を懸念する人が多いですが、こういった人は電動スライドドアの機能を理解していない事が多いです。
電動スライドドアはモーターを使った力で開閉しますが、挟み込みで怪我をしないように、センサーが付いていて、何か物が引っかかれば、人が怪我をしない範囲内でドアが自動で開いたり止まる仕組みになっています。
同乗中のお子さんなどが、レバー操作でイタズラをしてドアを開けないように必ずチャイルドロックは付いていますし、開閉操作はリモコンや運転席側のリモコンなど、多彩な方法があります。
雨の日や大人しか乗らない時は電動スライドドアのゆっくりとした開閉だとストレスがあるという人は電動ドアの電源を切ってしまえば、手動のスライドドアと同様の操作も可能となり、電動スライドドアを付けるデメリットはほとんどありません。