新車を買う時は、車種まで絞りこめたとしても、そこから装備とオプション選びが必要になります。
せっかく車両価格が安い車種とグレードを選んでも、オプション装備を増やしすぎてしまうと、予想を大幅にオーバーしてしまう事もあるので、新車選びの中でも難しい項目とも言えます。
装備とオプションの選び方について紹介していきます。
メーカーオプションとディーラーオプション
新車のオプションには大きく分けてメーカーオプションとディーラーオプションの2種類あります。
メーカーオプション
メーカーオプションは車の生産過程において、装着するオプションになります。後付けできないような装備や、ライン生産の特性を活かしたコストパフォーマンスが高い値段設定となっている事が多いです。
新車のオプションで最も重要と言えるのが、メーカーオプションの方で、一度注文をかけてしまうと、変更も聞かず、後から追加したくてもできない装備も多数あります。
ディーラーオプション
新車が出来上がってから、後から装着するオプションです。メーカーオプションは車種ごとのカタログに記載されているのに対して、ディーラーオプションは専用のオプションカタログが用意されている事もあります。
通常はメーカーの工場内に仮装センターという施設があり、そこで注文のあったディーラーオプションを取り付けていきます。在庫車両や、納期を急ぐ場合、後から追加注文があった場合は、ディーラーの工場でも取り付けられるのが大きな特徴です。後付けもできるので、迷った場合は、無理に付けずに乗りながら追加を検討していく事も可能です。
ディーラーオプションを付けすぎてしまうと、最初から上級グレードを選んだ方がお得だったという事にもなるので、注意しましょう。
主要な装備について
新車の装備やオプションは車種ごとに様々な設定がありますが、ここでは定番の装備について解説していきます。
フロアマット
定番の必需品とも言える装備です。ネット通販や部品量販店で安い汎用品を買う事もできますが、見栄えの面も含めて、車種ごとに設計された専用の純正フロアマットは最低限付けた方がよいでしょう。
ドアバイザー
窓を少し開けても雨風が入ってこないようにするバイザーの事です。喫煙車では定番の装備になっている他、タバコを吸わない人でも、雨の日の換気などでドアバイザーがついていた方が便利です。幅広い人が装着する定番装備のひとつです。
ETC
今は必需品とも言える装備の一つになりました。下取り車両から付け替えてもらったり、部品量販店で後から付ける事もできます。純正のディーラーオプションで付けると、収まりが良くなる場合やナビと連動するなど付加価値が付いてくる場合もあります。
ボディーコーティング
新車購入時に施工する人が非常に増えています。ディーラーで用意されているボディーコーティングは無難な内容ですが、無理にディーラーオプションを選ばず、ポリマー業者に相談してみるのも一つの手です。新車時にポリマーコーティングをすると値段が安かったり、保証期間が長くなるメリットがあります。
また長い目線で見て、新車時にボディーコーティングしておくと車の色褪せがしにくくなるので、売る時の査定にも有利になります。
カーナビ
今や乗用車の必需品とも言える装備です。新車装着率は非常に高くなっていて、メーカーオプションのナビとディーラーオプションのナビで選べる場合があります。カーナビ全般の値段が安くなってきたので、ハイエンドモデルを入れる事もオススメです。
最近ではスマホの普及でカーナビにこだわらない人も多くなってきました。音楽はスマホのデータを再生させたり、地図自体もスマホの地図アプリで代用してカーナビを付けないという人も少しずつ増えています。