車を選ぶ時は、燃費や室内空間・見た目だけではなく、運転のしやすさも重要です。せっかくの良い車を買ったり、予算をカツカツに切り詰めて吟味して選んでも、ぶつけてしまえば高額な修理代がかかってしまいます。
ベテランドライバーの方であれば、どんな車種でも問題なく乗りこなせるかもしれないですが、初心者や女性の方は特に運転のしやすさを重視するとよいでしょう。
運転しやすい車の条件を紹介していきます。
視界がよい車がおすすめ
車は小さいサイズの車を選べばぶつけるリスクは少ないですが、サイズが小さければ運転しやすいとは限りませんし、それなりのサイズの車を買わなければいけない事情がある人も多いと思います。
そこでポイントになってくるのが、視界が良い車です。しっかりとした視界が確保していれば、サイズに関係なく運転はしやすく、車両感覚もつかみやすくなります。
ピラーが死角にならないか確認する
ピラーとは、車のフレームの窓やドアの間などにある柱の事です。まず重要になってくるのがAピラーと呼ばれるフロントガラスの側面にある柱です。次にCピラーと呼ばれる後部座席の後ろ側にある、斜め後ろの視界を確認する時に障害となる柱です。最低でもこの2点の見え方を、運転席に座って確認しておくようにしましょう。
シートリフトが付いている
特に背の低い女性の方が運転する場合におすすめの装備がシートリフトです。軽自動車やコンパクトカーなど、安い車にも付いている事が多く、グレードを上げると装備される車種もあります。
シートリフトとは、運転席のシートの高さ調整ができる車です。シートが高くなると目線も高くなり、前方の車両感覚も掴みやすくなります。一番下のグレードと、ひとつ上のグレードでシートリフトの装備が変わってくる場合は、グレードをあげる事を検討してみるのもオススメです。
運転をアシストしてくれるオプションを付ける
最近ではテレビCMでも色々やっている通り、衝突防止装置や、駐車支援システムなどのオプションが充実しています。運転に自信がない人に定番のオプションを紹介していきます。
衝突防止装置
前方の車両や障害物に衝突しそうになった時に、自動でブレーキをかけてくれる機能です。最近では軽自動車にも多く採用されるなど、スタンダートな機能として定着しつつあります。必ず衝突しないと保証されているものではないので、過信のしすぎには注意が必要です。
カメラ
定番なのはバックカメラで、その他フロントカメラやサイドカメラの設定がある車種もあります。車庫入れなどに自信がない人は、日産のアラウンドビューモニターがおすすめです。
アラウンドビューモニターとは、デジタル解析をして、真上から見ているような画像を表示してくれるカメラ機能で、バックカメラでは、社外品ナビのオプションとして用意されている場合もあります。
コーナーセンサー
バンパーにセンサーが取り付けられ、障害物が近づくのアラームで知らせてくれます。距離に応じて、何段階かでアラームのなる間隔を変えて障害物までの近さを教えてくれます。ポールなどの部分的な障害物には反応しないので、注意は必要ですが精度自体はかなり高く作られています。
駐車支援システム(パーキングアシスト)
車の運転で最も難しく苦手としている人が多いのが、駐車です。特に縦列駐車は苦手な人は何度切り返してもいれられない。という人も多いのではないでしょうか?
近年各社が力を入れて話題となっているのが、駐車時にハンドルやシフト操作などを半自動で行ってくれる駐車支援システム(パーキングアシスト)です。
各メーカーによって呼び方は若干違い、アシストしてくれる範囲も違いがありますが、今後更にこういった、駐車支援システムは進化して普及率が高まっていく事が予想されています。
ハイエンドモデルのカーナビ
直接運転のしやすさには関係はないですが、カーナビの性能が低いと、曲がる交差点の指示が分かりにくく道を間違えてしまって、狭い道に迷い込んだり、Uターンをする必要が出てきます。
ハイエンドモデルのカーナビを付ければ、案内が分かりやすく運転がしやすくなります。オススメの機種はカロッツェリアのサイバーナビで、カメラと連動させて実際の道の画像をナビで映し出し、実際の前方の画像から曲がる場所を表示してくれる機能が付いてきます。