中古車の販売店として人気が高いのがディーラーなどのメーカー認定の中古車販売店です。ディーラーで買うと信頼性が高いほか、ディーラーならではのメリットも出てきます。ただし、メーカー認定の中古車販売店といっても、いくつかの種類があります。それぞれの特徴について紹介していきます。
メーカー系車買取専門チェーン店
ディーラーなどのメーカー認定の販売会社は最近では、下取りの他にも買取専門店を運営している事があります。具体例を挙げると、最大手のトヨタが運営する「T-UP」や日産U-CARの「カウゾー」などがあり、その他中古車販売に特化したホンダの「OpenTerrace(オープンテラス)」などがあります。
こうしたチェーン店化しているメーカー認定サービスでは、中古車販売において全国の在庫を共有する事で希望店頭在庫以外から、希望の条件にあった中古車を探してもらう事が可能となります。ただし違う販売会社の在庫などは、契約をしないと現車を最寄りの店舗まで輸送して見せてもらう事ができないのがネックとなります。
販売会社単体で行っている中古車販売
T-UPやカウゾーなどの看板を出さずに、新車販売店に併設して中古車を展示している場合は、メーカーの認定中古車であっても、販売会社のみの販売網で中古車を売っている場合が多いです。この場合、全国の共有在庫から中古車を探してもらう事はできませんが、同じ販売会社の他店舗の在庫車であれば、希望する店舗まで中古車を運んで現車確認をしてもらえるケースが多いです。
実際に現車を見て買わないと嫌だという人は、近所の中古車展示もしているディーラに行って、現車確認もできる在庫の状況を問い合せてみるのもオススメです。
外車の認定中古車
認定中古車という言葉を多く使用しているのが、外車ディーラーが取り扱う中古車です。外車の認定中古車は他の一般の中古車販売店が扱う中古車よりも大幅に値段が高くなります。しかし、その分故障時の保証だけではなく、一定期間はオイル好感などの消耗品も含めた全てのメンテナンスがセットとなっている事が多いです。
外車は新車購入した時にも、3年間は完全にメンテナンスフリーのサービスを付けている事が多く、認定中古車の多くは同等のサービスを付けられるオプション設定があるのが最大の特徴です。
トラブルが多い外車だからこそ、認定中古車は価値が大きい
国産車に比べて外車は故障が多く、中には並行輸入車などで走行距離が不明になっている中古車も存在します。こうした不安を解消するのが認定中古車の特徴で、多いメーカーでは100項目以上の点検や整備を行い、メーカーが自信を持って良いコンディションの状態だと保証してくれるのが外車の認定中古車です。
国産車は認定中古車と言っていても、実際には通常の中古車の納車前点検くらいしか行っていないのが一般的です。外車だけは認定中古車が一般相場よりも大幅に高くなりますが、それだけの価値がある中身となっています。