中古車を見る時の外装のチェックのやり方やポイントを紹介していきます。中古車を買ってから小キズに気づく人も多く、外装の状態で修復歴が分かるケースもあるので入念にチェックしていくようにしましょう。

可能であれば晴れた日の明るい時間にチェックする

外装をチェックする時は光の反射が大きなポイントになります。晴れた日の太陽光がある中で確認するのが一番理想的な形となります。夜間や天候が悪い時は、可能な限りなるべく明るい場所で確認するようにしましょう。

外装を見る時はなるべく色々な角度から確認する

外装の小キズやエクボと呼ばれるような小さなヘコミは正面から見るだけでは分かりにくい事が多いです。こういった見落としをしない為にも、角度を付けて見るなど、様々な角度から入念にチェックをするようにしましょう。

重要なのが天井のルーフパネルの損傷

車の天井は最も傷が付きにくい場所でもあります。しかし、万が一凹みなどの傷があると、ちょっとした衝撃が加わっただけでも修復車扱いとなっていまします。停車している時に上から物が落ちてきたなど、軽微な傷・凹みは走行に支障が出る事はありませんが手放す時には、修復車扱いで査定が付かない可能性もあるのでしっかり確認しておくようにしましょう。

角部位で色の違いがないかチェックする

外装全体を見て、特定の部位だけ塗装の状態や色の光沢や褪せ方が違うかを確認します。板金修理を行って車は、修理直後は素人目には分からないように同じ色に調合されていても、経年劣化をすると、色に違いが出てくる事があります。

塗装の状態や色の見え方だけで、修理歴や板金歴を見破る事も可能となりますし、気になる部位があったら、それぞれの項目で説明している通り、主要なボルトやドアの開閉の動きをチェックするようにしましょう。

外装の色の違いを見る時の注意点としては、バンパーだけは多少色が違って見える事が多くあります。実際にバンパーは板金修理で一番多い場所でもありますが、部品の素材が他のボディーとは違いFRPの強化プラスチックを使用しています。

鉄の部品の塗装とバンパーの塗装は仮に修理歴がなくても色あせ方に違いが出てくる事があるので、バンパーに気になる光沢ムラを発見しても、全体的に綺麗な状態や修理している状態であれば、特段気にする内容ではありません。

小キズがあったら、爪でひっかかるか確認する

車は大事に使われていても多少の生活傷は付いてしまいます。店頭展示している中古車でも、毎日洗車をしているとは限りません。見た目だけでは小キズなのか汚れなのか見分けがつかない事も多いです。こういった時に確認する方法は気になった小キズが爪で引っかかるか確認します。

爪に引っかからない傷は、コンパウンドやWAXなどで磨けば大体綺麗に落ちます。見た目は小さな傷でも爪にひっかかるような傷は磨いても完璧には消えません。小キズの判断は、爪で確認した状態を把握するようにしましょう。