車の各種手続きは、陸運局で行う事ができます(軽自動車は軽自動車協会)。陸運局は、車業者だけが出入りしているイメージを持っている人も多いですが、役場と同じ扱いの陸運局は気軽に個人の方も利用する事ができます。

●陸運局でできる各種手続き

  • 新規登録(新車)
  • 継続新規(一時抹消をしている車を新規に登録する)
  • 名義変更
  • 継続車検
  • 住所変更
  • ナンバー変更(希望ナンバー含む)
  • 一時抹消/永久抹消
  • その他各種変更届け

上記のような車の手続きが行う事ができます。何をやるにも車業者を利用している人も多いと思いますが、新車の新規登録以外は、誰でも各種手続きをするのは難しくありません。

ポイントとしては、車検切れの車を持ち込んで、継続新規や車検を取り直す場合は、市区町村の役場で仮ナンバーを取得する事や、車検の検査ラインを通す事が必要ですので、若干ハードルが高くなります。

代書屋を利用すれば、初心者でも楽チン

陸運局での各種手続きは、各窓口で書類を数十円で買ったり、車の詳細など記入項目が多く面倒な手続きでもあります。そこで初心者の方にオススメなのが、代書屋さんを利用する事です。代書屋とは、その名の通り、各種手続きに必要な書類を作ってくれる所で、正式には行政書士事務所。看板には○○事務所となっている事が多いです。

代書屋を利用するには、1,500円〜3,000円前後の手数料がかかりますが、初心者の場合は所要時間を大幅に短縮する事ができます。代書屋を利用すれば話を非常にスムーズで、受付を通した後は、指示にしたがって各種窓口に行く事で簡単に手続きを行う事ができます。

車業者も代書屋を利用している

頻繁に陸運局での手続きをしている車業者も、代書屋を利用している事が多いです。高い手数料を取っている理由は、代書屋の費用も含まれているからです。車の各種手続きを業者などの第三者が利用する場合は、印鑑証明と実印が捺印された委任状が必要になります。

重要な書類を預かっている手前、万が一記入を誤って、実印の入った書類などをもらい直す事が必要になるリスクを回避する為に、確実性の高い代書屋を利用しています。

その他、ある程度陸運局の手続きのノウハウがある業者でも、自分で書類を購入して手書きで記入していくよりも、代書屋を使った方が時間短縮できるので、効率性を重視して代書屋を使っている業者もあります。

申請手続きまで代行してくれる所もある

代書屋さんは主に陸運局に隣接しているか、徒歩県内など非常に近い場所にあります。中には陸運局の中の窓口で代行窓口を用意しています。

一般的には、代書屋は書類の作成だけで、その後は自分で陸運局の窓口を順番に回る事が必要ですが、代書屋によっては、陸運局での各種手続きを全て行ってくれます。書類を渡して、ある程度待てば、必要な手続きが終わって、変更後の車検証が発行された状態で受け取る事ができます。

ナンバーを新しく発行する場合は、最後のナンバー取り付けと封印・車検証受領の所だけは自分で行わないといけない場合もありますが、申請代行までやってもらえれば、数千円の手数料を払って陸運局に隣接する代書屋に行くだけで、本来は1〜2万円払って業者に依頼するべき事が全て済んでしまうので、お得感が高いです。

陸運局の各種手続きを自分で行って挑戦したいと思う人は、管轄の陸運局の代書屋情報を調べてみるのもおすすめです

名義人本人が行けば、代書屋を使わなくても、手続きできる

陸運局の手続きは、業者であっても書き間違いのリスクや、時間短縮の為に代書屋を利用する事が多いです。

しかし、時間にも比較的余裕があって、間違ったら捺印をしなおす事も可能な名義人本人、もしくは実印を預かれる名義人の家族であれば、時間と手間はかかりますが、各種手続きを代書屋を使わずに行う事ができます。

手続き方法は、それぞれ窓口の人が詳しく教えてくれます。陸運局は、業者専用の場所ではなく、誰でも気軽に利用できる役場の一種なので、本来は手続き方法を何も知らない個人の人でも気軽に利用できる場所となっています。

代書屋も使わずに自分で手続きを行えれば、手続きに応じて数百円程度の印紙代や、1,500円程度のナンバー代など最低限の費用で各種手続きを行う事が可能です。