中古車は例え年式が古くても車種によっては買取してもらえます。
低年式車でも買取してもらえるケースにはいくつかの条件があります。

現行車にはない魅力がある

低年式車で査定が付く条件としては、現行車にはない中古車だからこその魅力がある車がひとつの条件となります。
中には古ければ古いほどプレミアム価値がついているケースもあります。

クラシックカー

オールドカーとも呼ばれるこのジャンルには、常に安定した需要があり、年々供給量が減少している車種もあります。
国産車・輸入車を問わず、歴史を感じさせるような車は高価査定となる場合があります。

具体的には次のようなモデルがあります。

  • 2000年以前のBMWに合併される前のモデルのミニクーパー
  • 1983年以前の6代目以前の型のクラウン
  • マツダカペラの初代ロータリーエンジンモデル

こういた昔ながらの良さが生きる車は、古ければ古いほど高値が付く傾向があったり、30年や40年経過していても高価査定が期待できます。

走る楽しさがある車

古い車は今ほど安全性に強いこだわりがなかったです。
またバブル時代に作られた車などで、現行車ではない豪華装備や、昔ながらの単純な造りの車などは高い人気となっています。

具体的には、次のような車種があります。

  • ホンダ ビート660やマツダのAZー1などのスポーツモデルの軽自動車
  • スズキ・ジムニーのキャブ車モデル
  • マツダRXー7(FD3S・FC3S)といったロータリーターボ
  • 日産180SXなどのドリフト仕様への変更が簡単な車種

ブランド力がある車

新車の敷居が高くて、中古車でもいいから乗りたい」という人が多いような高級車やブランド車は、年数が経過しても高価査定が期待できます。

具体的には次のような車種があります。

  • トヨタのランドクルーザー(モデル・年式問わず)
  • ベンツのAMGモデルやBMWのアルピナ仕様
  • フェラーリ全般
  • トヨタのセンチュリー
  • 日産のプレジデント
  • トヨタのセルシオ30系

現行車と比べても内装や外観でヒケを取らない豪華装備になっている車も人気です。

海外輸出で人気がある

世界中で人気がある日本の中古車ですが、どの車種でも海外で高値で売買されているという訳ではありません。
特に発展途上国などでは、部品が流通していない車を輸出しても「壊れた時に対応できないので誰も買わない」という難しさがあります。

現行車よりも昔の型の方が、部品や修理のノウハウが現地で普及していて価値が高いという事はよくある事です。

最も有名な事例を紹介すると、トヨタのカローラは世界各国で走っている日本の中古車の定番です。
古い型でも未だに需要は衰えず、4代目~7代目(1979年~2001年モデル)は安定した人気を維持しています。

こうした発展途上国向けに輸出需要がある車種はオートマよりもマニュアル車の方が高値が付く事もあります。