事故や水没など、車が動かなくなった場合の対処法と、売却の時の注意点をご説明します。

外出先で動かなくなった時は搬出する事を考える

主に事故の場合は、現場から車を動かせなくなってしまう場合が多いです。
その場に事故車を置いておくままにはできないので、車を動かす事が必要です。

ロードサービスを利用する

事故にあった時に最も一般的な対処法がロードサービスの利用です
JAFや自動車保険・クレジットカードなどロードサービスが付帯されているサービスは多く、距離に制限はありますが無料対応してもらえます。
万が一、何もロードサービスに加入していない場合は、JAF等の実費サービスを利用する事になります。

車業者に助けを求める

新車ディーラーや大きい整備工場であれば積載トラックを持っている事も多いので、電話で助けを求めれば無料で取りに来てもらう事もできます。
ただしタイミングによっては時間がかかるのと、業者に引き取りを依頼すると、その後そこで車の修理や買い替えをする流れになってしまう事を考慮しましょう。

搬出先はどこが良いのか?

車両保険に加入している場合

任意保険の車両保険に加入している場合は、仮に売却や代替えをする意思が強くても修理見積もりを取ってもらう事が必要になります。
ディーラーや整備工場など、見積もりや保険会社との交渉を代行してくれる業者に、まずは車を搬出するようにしましょう。

代替えの意思が決まっていて、違うメーカーの車に乗り換えたい場合は、一本電話を入れて、他社メーカーのディーラーに直接届けてもらうと、下取りという形が取れて値引き交渉が有利になります。

その他、保険に加入していなくても、まずは修理見積もりを出してもらい検討したい場合も、ディーラーや整備工場へ届けてもらいましょう。

保険に加入していなく、売却の意思が強い場合

この場合はさまざまな選択肢があります。
通常通り、まずはディーラーや普段お世話になっている整備工場に搬出する事も有効ですし、少しでも高く売却したい場合は自宅に届けてもらう事も可能です。

自宅など期間を気にせずに事故車を置いておける環境があれば、複数の業者に出張査定を依頼して、高値で査定かつ車両の引き上げをしてくれる業者をゆっくり検討する事もできます。

ただし、「自宅の駐車場に事故車を止めておくと、近所に事故をおこした事がバレてしまう」「長期間事故車を放置すると、悪い噂が立つ事もある」などリスクもあります。

遠出をした時の事故の場合

遠出をした場合、レッカーの距離制限の都合で希望する所まで車を運べない場合があります。
この場合は最寄りのディーラーを利用するか、保険やロードサービスの提携工場を利用する事になります。

そのまま売却をする流れになれば、価格交渉ができず、廃車にする場合も手数料を請求される事なども受け入れなければいけません。

事故や水没で車が動かなくなった時のまとめ

まずはロードサービス等を利用して車が迷惑にならないように動かす事を考えましょう。

続いて大きなポイントになるのが、搬出先です。
可能であれば、修理屋板金の見積もりもできて、多少の期間車を置かせてもらえたり、査定に強い、もしくは外部業者の査定を仲介してくれるなど、なるべく融通の効く業者を選ぶ事が望ましいです。

しかし事故や水没は突発的に起こるものなので、事前に自己対応に柔軟性がある業者を知っていないといけないです。

日頃の車のメンテナンスをディーラーしか利用しないケースは、選択肢が限られてしまうケースも多いです。