高額査定が期待できるボディーカラー(車の色)ランキング
1位:パールホワイト
中古車市場では、個性がある色よりも白や黒などの無難な色が人気となっています。その中でも特に人気が高いのがパールホワイトです。
トラックや商用車などの白よりもパールを含んだ下地処理を多く行う事で綺麗な白色となります。
通常の塗装工程よりも手間がかかる為、多くの車種でオプションカラーとなっている事も査定アップの要因になっています。
パールホワイトのメリットとしては、膨張効果があり車体を大きく見せる白色の効果があります。またパールホワイトは厚い塗装を行い、塗料が堅いので、洗車傷などの小キズが付きにくく、日焼けによる塗装の色あせがしにくいです。
車の大きさが売りのミニバンや高級セダンなどでは、より高くパールホワイトが評価される事があり、年式が古い車種ですとパールホワイトの場合だと小まめな手入れをしていなくても、塗装のダメージが少なく高く評価される事があります。
2位:ブラック
白と並んで、人気が高いのがブラックです。無難な色という事で嫌う人が少ない色でもあり、全体的に車をかっこよく見せる効果があります。しっかり手入れをしたブラック塗装の車は、光沢が目立ちやすいのも利点となります。
黒系の効果としては車を引き締めてシャープに見せる効果があります。かわいい系と言われる車種でもボディーカラーがブラックになると印象が違って見える場合があります。
ブラックの注意点としては汚れが目立ちやすく洗車を頻繁にする必要があります。黒系の塗料は柔らかいので洗車傷などの小傷がつきやすく、洗車機を頻繁に利用していると、外装の劣化が早くなる場合があるので注意が必要です。
紫外線を吸収しやすい色でもあるので、WAXやポリマーなどの保護を常にしていないと色褪せがしやすいです。洗車好きの人にオススメの色で、あまり洗車をしない人は業者によるポリマーコーティング等をして光沢がある状態を維持しておくのが高額査定の条件となります。
3位:シルバー
白と黒には一歩劣りますが、無難な色として人気なのがシルバーです。汚れが目立ちにくく、塗料も堅いので小キズが付きにくいという手入れのしやすさもあります。
シルバーといったら、年寄りが乗る車。仕事車。などといった悪い印象がありますが、最近のシルバーはガンメタのような黒みが少し強いシルバーが人気で、従来のイメージを打ち破ったカッコイイ印象を与える効果も期待できます。
コンパクトカーや大衆車などの、車に対してのこだわりがない人に人気がある車種ですと、より高く評価される傾向があります。
車種ごとにあるイメージカラーが強い色は人気
車種によっては、黒や白ではなく、車種個別にあるイメージカラーの色の方が高額査定を期待できる場合があります。
例えば、インプレッサWRX STIの場合は青、スポーツカーで有名なフェラーリでしたら赤、などといった感じで「この車種ではこの色が定番」というイメージが根付いている場合はトレンドに沿ったボディーカラーがより高額査定を期待できます。
オールペン車は査定額ダウンの可能性も
車を長く乗っていると、事故で板金修理が必要だったり、塗装の状態が劣化してきたり、色に飽きてきたりカスタム目的などで車をオールペンする人がいます。中古車でも塗装をやり直せば、新車と同様の光沢を手に入れる事ができますが、車の査定では大きなネックとなります。
業者用オークションに出品される場合ですと、事故・修復歴がなくても車の天井の塗装をやり直している車は事故車扱いとなってしまいます。
オールペンをする場合は車を乗り潰す。もしくは売却時にはカスタム好きの知人などに個人売買で売却するなどと割り切った気持ちで行う必要があります。