車の査定額は時期によって変動します。
基本的には、車は月日が経過すればする程価値は減少傾向にありますが、時期によって値落ち幅が小さくなったり、人気車種や古い車では時期によっては査定額が上昇する場合があります。
狙い目は3月~7月
新生活が始まる年度の切り替わり時期では生活の変化によって車を購入する人が多いです。
特に新社会人や転勤などの引越しを伴う環境の変化では、新車を買う余裕が無い人が多く中古車に人気が集まります。
中古車の相場は需要と供給のバランスで決まりますので、中古車がよく売れる時期では査定額は高くなる傾向があります。
新生活に伴う車の需要は軽自動車やコンパクトカーなど、お手頃で維持費が安い車種が特に人気になります。
春~夏にかけては大きいサイズの車の査定が高い
ミニバンやCR-Vなどの室内空間やトランクスペースが広い車は、キャンプやレジャーなどに便利で行楽シーズンとなる時期には価格が高騰する傾向があります。
9月~12月は4WD車の査定がよく売れる
4WD車は雪が降った時に抜群の威力を発揮します。冬のシーズンが近づいてくる秋~冬にかけては、4WD車の査定価格が上昇します。
通常の時期ですと夏タイヤを処分してしまったスタッドレス装着車は減点ポイントが大きいですが、スキーやスノボーに適している大きめの4WD車はシーズン中は夏タイヤがなくても査定への影響が少なくなります。
2月と8月は査定額は交渉の余地が高い
車業界では、ニッパチ(2月と8月)は1年で最も車が売れない時期と言われています。新車も中古車も売れなければ中古車相場も下がる傾向がありますが、売れない時期だからこそ、交渉の余地が高いと捉える事もできます。
買取台数が落ち込んでいる業者は、利益を削ってでも台数を少しでも稼ごうと必至になっている場合があります。こうした事情を逆手に取る事で、通常の時期では断られるような条件提示をしても交渉次第では受けてもらえる可能性があります。
為替の影響を受ける
日本の中古車の多くは、海外に輸出をされています。エンドユーザーが海外になると、当然円安になればなるほど恩恵が大きくなり中古車相場は上昇します。
輸出で需要がある車種の為替nの影響を受ける変動幅は、実際のレート変動幅よりも多いと言われています。たとえばドル・円が90円から100円に円安に動いた時は実際には1割近くの為替の影響がありませんが、輸出向けの中古車の相場は20%~30%上昇したとも言われています。
円安になると、外人バイヤー達が一斉に中古車の仕入れ意欲が上昇し、業者用オークションを中心に過剰に競り上がる事が多くなる事が要因となっています。