カローラは2019年にフルモデルチェンジを行いました。国内モデルでカローラのみの車名は13年ぶりの復活で、カローラツーリングはワゴンタイプになります。なお、カローラアクシオ/カローラフィールダーの後継車種ではなく、オーリスの後継車種になる位置付けです。
新型カローラは1.8Lガソリンエンジンモデル、1.8Lエンジン+ハイブリッド、1.8L+E-Fourハイブリッド、1.2Lダウンサイジングターボによる4つのパワートレインを用意。またカローラシリーズでは初の3ナンバーボディへ変わりました。
3ナンバーボディを採用したのはプリウスが国内でヒットしていることが要因で、海外モデルに比べて全長を短くした国内モデル専用ボディを採用しています。
半数以上はハイブリッドモデルになっていて、プリウスよりも安い価格設定が魅力。スタイリングもプリウスに近いスタイリッシュなフォルムと顔付きになりました。車名変更を伴うフルモデルチェンジだけあって、エンジン・足回り・シャーシを一刷し、先進装備も大幅にアップデートされています。
トヨタ カローラ/カローラツーリングの特徴
車種名 | トヨタ カローラ/カローラツーリング |
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排気量 | 1,797cc/1,797cc+2モーター式/1,196ccターボ |
グレード/新車価格
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G-X 1,936,000円~ |
S 2,139,500円~ | |
W×B 2,315,500円~ | |
W×BTURBO 2,409,000円~ | |
HYBRID G-X 2,403,500円~ | |
HYBRID S 2,574,000円~ | |
駆動方式 | FF/4WD |
燃費 | WLTCモード14.6km〜29.0km |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | (ハイブリッドモデル):エンジン72kW(98PS) + モーター53kW(72PS) |
最大トルク | (ハイブリッドモデル):エンジン142Nm(14.5kgm) + モーター163Nm(16.6kgm) |
値引き額 | 15万円〜23万円 |
中古車購入相場 | 狙い目年式 2015年式80万円〜100万円(カローラアクシオ) |
中古車査定(買取)相場
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3年落ち 80万円〜120万円(カローラアクシオ) |
5年落ち 45万円〜70万円(カローラアクシオ) |
トヨタ カローラ/カローラツーリングのオススメポイント
スペックは全般的に平凡ですが、スタイリングや燃費性能などバランスの取れた総合力が強みです。
新型カローラのおすすめ装備として挙げられるのが、トヨタ車初の全車標準装備になったディスプレイオーディオです。スマホを繋げて音楽やナビアプリを活用できます。
カーナビ不要でスマホ機能をフル活用できるため、オプション費用を安く抑えられますよ。
トヨタを代表する大衆車だけあって低価格にも関わらず充実した装備を搭載したパッケージングです。
1.2Lのダウンサイジングターボを追加したことで、グレードラインナップの華やかさがアップしました。
ターボ車には6MTの設定もあり、従来モデル以上に幅広い層から選ばれています。
こんな人にはオススメできない苦手なポイント
カローラ/カローラツーリングに関する口コミで特に目立った意見が後部座席の狭さです。
外観で見る以上に、後席へ座ると足元と頭上スペースが狭いので、後席に人を乗せる機会が多い方は必ず現車確認をしてください。
また、ディスプレイオーディオが全車標準装備されたことによって、スマホをフル活用していない年配の方から評判が悪いです。せめてオーディオレスの設定くらいは用意して欲しい所です。
このほか、低コストで仕上げているためプリウスと比較して内装の質感が低く、ガソリンエンジンモデルは燃費性能の悪さが気になりました。
プリウスや併売を続けているカローラアクシオ/カローラツーリングなど、他のトヨタ車種とも比較検討するとよいでしょう。
トヨタ カローラ/カローラツーリングの購入価格・値引きに関して
2019年9月の発売以降は値引きを引き締めた販売を続けてきましたが、2020年3月以降に景気が悪化してからは値引き枠を拡大しています。
トヨタのディーラーが販売チャンネルを問わず全車扱えるようになり、ディーラー同士で競合することが増えた影響もありそうです。
値引きの目安は15~23万円ほどで、車両価格に対して10%を超える条件を出すことは難しいです。オプション値引きは20~30%ほど期待できます。
カーナビなど高額なオプションを付ける必要性が低いため、ガソリンエンジンモデルは200万円を少し超える程度の水準。ハイブリッドモデルは250万円ちょっとが乗り出し価格の目安です。
上位グレードにオプションを多数付けた場合は300万円前後になるケースもあります。
トヨタ カローラ/カローラツーリングの中古車価格や査定額
カローラは海外輸出需要が高くて中古車価格の相場が高いことで知られています。現行モデルも歴代のカローラシリーズと同等の査定額(リセール)を期待できるでしょう。
海外輸出需要が高いため、走行距離による減点が少ないのが特徴。10万kmを超えても高額売却を期待できます。またAT車よりMT車の方が高い評価を得やすいことがカローラならではの特徴です。
中古購入を考えている方は、走行距離が少なくて程度の良い中古を狙うとよいでしょう。新車の値引き枠が拡大したため、今後は少しずつ割安な中古が増えていく見込みです。