アメリカンホームダイレクトは1899年にアメリカで1グローブ アンド ラトガー火災保険会社として設立され、現在はアメリカンホーム保険会社となっています。

日本では1960年に損害保険事業免許を取得して、1996年に日本初の自動車保険の通信販売認可を取得、通販型ダイレクト自動車保険のパイオニアでリスク細分型自動車保険を初採用するなど現在の通販型自動車保険を牽引してきました。

低価格な料金設定に条件や使用用途によっては更に割引が増える自動車保険は低価格志向のユーザーから高い指示を得ています。日本では、AIG ジャパン・ホールディングス株式会社の完全子会社であるアメリカンホーム医療・損害保険株式会社が事業を行っている、AIGグループの自動車保険です。

アメリカンホームダイレクトの自動車保険を独自に評価

サービスプラン充実度 ★★★☆☆
会社信頼度 ★★★☆☆
事故対応力 ★★★☆☆
示談交渉力 ★★☆☆☆
保険支払い能力 ★★★☆☆
保険料金の安さ ★★★★☆
総合評価 ★★★☆☆
サービスプラン充実度

最近では対物超過も対応になりファミリー特約シリーズの追加などプランも以前に比べて充実してきましたが、それでも車両保険は自損事故の場合は、原則免責設定が必要・車両新価特約の設定・長期分割の設定がないなど、一般的な通販型自動車保険のプラン内容となっています。

会社信頼度

2012年までソルベンシー・マージン比率は500%台となっていましたが、アメリカ本社が財務状態をよくする為に資金を投入して2013年には800%を超える水準になりました。

母体は大きいので今後も財務懸念が起これば母体からの援助を期待できますが、保険金不払いの不祥事を起こした経緯もあり、日本でのサービス開始以降、低価格に注力してきた分会社信頼度は若干低いです。

事故対応力

21時までの事故については、原則当日対応・当日報告とスピードに定評があり、交通事故証明の取得代行など人気のサービスも揃っています。
しかし代理店型自動車保険に比べると、対応のスピードこそは長けているものの、質という面では若干劣っているというのが現状です。

示談交渉力

事故対応のスピードには定評がありますが、その後の示談交渉では外資系の通販型ダイレクト自動車保険という事もあり弱いです。
示談交渉に入ってから話がスムーズにいかないと、急に報告や交渉進展に向けての対応が遅くなるケースもあります。

保険金支払い能力

保険金支払いまでのスピードはとても早いです。支払いスピードで顧客満足度を上げている部分もあり、支払い能力としては一般的な通販型自動車保険の水準といえますが、中にはスピードを重視するあまり高額な修理請求なども多少目をつぶって処理してくれる事もあるようです。

保険料金の安さ

リスク細分型保険ですので、ゴールド免許や年間走行距離が少ない人は高い割引率の恩恵を受けられますが、アクティブユーザーや年齢が若い世代では他社のダイレクト保険の方が安くなるケースも多いです。

総合評価

外資系・通販型ダイレクト自動車保険・リスク細分型など、常に時代をリードする革新的なサービスを取り入れてきましたが、最近では競合の成長により、最大の魅力の保険料の安さがアピールできず、サービスの質では現状まだ勝負できる基盤ができていないです。
豊富な実績を重視して条件を満たせば保険料が安くなるリスク細分型の恩恵を受けられる方に強くおすすめできます。

対物超過

長期契約

×

ロードサービス

すべての利用者にロードレスキューがついてきます。
ガス欠時は1回目からガソリンが実費。落輪は1輪までなど多少制限が厳しくなっています。

おすすめ特約

・対物超過特約
・生活賠償責任補償特約
・ファミリー特約シリーズ

こんな人におすすめ

・実績がある通販型ダイレクト自動車保険をお探しの方
・ゴールド免許のサンデードライバーの方

比較にお奨めな保険会社

・ソニー損保    サービスの質にも定評があるダイレクト保険です
・AIU自動車保険   同じAIGグループのダイレクト保険です。
・富士火災      同じAIGグループの代理店型保険です。

その他

業界初となるサービスを積極的に投入していて、今後も最先端のサービスをいち早く投入する可能性があるので注目しておくとよいでしょう。
車業界では「アメホ」と略する事もあるようです。