保険の加入手続きから質問回答、事故対応までしてくれる代理店は、保険会社と契約者の橋渡し的な存在で、顔見知りだから安心という人も多いようです。ただし、その分保険料は割高になってしまいます。
一方で通販型は保険会社と契約者が直接やり取りする方式です。電話やメール、Webのページなどで質問回答や状況確認ができます。24時間体制で時間を気にせず依頼できます。
両タイプのメリット・デメリットを見比べてみましょう。
代理店型自動車保険のメリット・デメリット
代理店型自動車保険のメリット
・決まった担当者が直接対応してくれる
・証券・パンフレットを見ながら説明してくれる
・場所や時間帯次第で事故現場まで来てくれる
・保険金請求の仕方などを対面で教えてくれる
・保険料を月払いにできる
代理店型自動車保険のデメリット
・保険料が高い傾向がある
・国内大手損保は値上げの傾向が高い
・ディーラー、修理工場だと専門的でないことも
・ロードサービスの内容が弱い
・ディーラー次第で特定の会社を推奨されることも
通販型自動車保険のメリット・デメリット
通販型自動車保険のメリット
・保険料が安い傾向にある
・ネットで数社一度に見積りが取れる
・ロードサービスがかなり充実している
・割引やキャンペーンが多彩で選択肢が豊富
・24時間、365日いつでも電話で対応してくれる
通販型自動車保険のデメリット
・対面式でなく担当者が決まっていない
・自分で見積もるため保険の知識が不足
・保険会社の知名度が低い場合がある
・保険金の請求書類を自分で作成
・保険料は一括払いが基本。分割払いは少ない
どちらがよいか迷ったら
どちらがよいかは、契約者の性格や求めるサービス、車の使い方によって異なります。
下の質問に答えると、どちらのほうが自分にあっているかがわかってきます。
次回の更新時の保険選びにご活用ください。
Q1.安い保険があれば乗り換えたい?
A.積極的に乗り換えたい⇒おすすめは(通販型)
年齢条件や車の使い方、車種、家族構成など、年ごとに変化する要因はたくさんあります。更新のたびに、いろいろな保険を比較して気軽に移るのもよいです。わりと気兼ねなく移ることができます。
A.おすすめがあれば検討したい⇒おすすめは(代理店型)
車の使い方、家族構成などを知ってもらっている点が最大のメリットです。年齢の変化、増車などのタイミングで臨機応変に対応してもらえます。
Q2.保険料が値上がった場合は?
A.他車移行も考えつつプラン再考⇒おすすめは(通販型)
値上げ=他社検討…とすばやく動きたいなら通販。複数の会社を一度に見積もることができ、自分の保険料の相場を知ることができます。
A.説明してほしい⇒おすすめは(代理店型)
通販型も説明してもらえますが、顔を知った相手に直接説明してもらいたかったらこちらへ。顧客の理解度に合わせて親切に説明してくれます。
Q3.21歳以上、70歳以上のドライバーが家族にいる
A.70歳以上のドライバーがいるなら⇒おすすめは(通販型)
大手損保を中心に高齢者の値上げを実行しています。通販はそうとも限らないため、保険料に大きな差がある場合があります。両者の保険料を比較して違いをチェックしましょう。
A.21歳未満のドライバーがいるなら⇒おすすめは(代理店型)
若い世代は通販、代理店のどちらでも保険料は高い傾向にあります。しかし、分割払いできる代理店のほうが月払いできますので、一回あたりの支払額の負担が軽減されます。
Q4.保険のプランは・・・?
A.自分で組み立てたい⇒おすすめは(通販型)
保険の内容をある程度わかっていて、補償の過不足をチェックできる人ほど、通販型がおすすめです。自分好みに内容を変えて見積りをとれるのも便利です。
A.おすすめを提案してほしい⇒おすすめは(代理店型)
担当者に車の使い方などをチェックしてもらい、おすすめプランを提案してもらって検討が可能です。補償内容も逐一相談できます。