車の任意保険加入率は全国平均で約73%ほどあるのに対してバイクの任意保険加入率は約40%ほどと低い水準にあります。

バイクは車に比べて車体が軽く、対人・対物ともに大きな賠償責任を負う事故を起こす可能性は低いとはいえ、車に比べてもスピードが出やすく、相手方を死亡させてしまう事故や大きな物損事故が起こる事もあります。

バイクを乗るのであれば、最低限対人・対物の任意保険は必ず加入するようにしましょう。

バイクの任意保険

補償内容や料率・等級などはバイクの自動車保険に限定された内容となっています。

バイク保険の補償内容

保健会社によって大きく異なりが変わりますが、一般的には「対人賠償、対物賠償、人身傷害(搭乗者傷害)」の3種類のみで車両保険を扱っている保健会社は限られています。

対人賠償と人身傷害においては車の任意保険と大差がありませんが、対物保険においては車では対物超過特約を扱っている保険会社でも扱いがないケースがありますので注意しましょう。バイクでも対物超過特約対応の保険会社がオススメです。

その他特約もバイクの任意保険は種類が少ない傾向があります。

バイク保険の等級について

車の自動車保険と同様に1等級~20等級があり、新規は原則6等級から始まり、無事故(保険未使用)であれば毎年等級が1つずつあがっていきます。

事故を起こして保険を利用した場合は翌年に3等級ダウンします。基本的な等級の仕組みは車と同じですが、バイクの任意保険の等級は独立していて、車の任意保険の等級との引継ぎはできません。

バイク保険の料率

一般的に年齢条件の選択肢が少なく、・全年齢・21歳以上・26歳以上の3種類しか条件がないのが特徴です。

対人対物保険については車の保険に比べて安い傾向があり、人身傷害や車両保険では保険料が高めの傾向があります。

排気量に応じて料率が変わり、「50cc~125cc」「125cc超え~250cc」「250cc超え」の3種類のカテゴリーに応じて料率が変わります。

各保険会社ごとに、加入条件やサービスプランに大きな違いがある

保険会社のよっては年齢条件に30歳以上の設定があったり、125cc以下のバイクのみの加入ができなかったり、車両保険や対物超過特約の取り扱いがない所もあります。

車のようにどこの保険会社でも補償内容は大きく変わらないなどと、安易な気持ちで保険会社を選ぶのはリスクが大きいです。

ファミリーバイク特約

125cc以下のバイクについては、バイク専用の任意保険に加入しなくても車の任意保険にファミリーバイク特約を設定する事でバイクの事故の際の補償がされます。

車での任意保険の加入が必須となり、一部保険会社では取り扱いがないケースもあります。

補償内容は対人賠償と対物賠償が基本セットされ、主となる車の保険内容が対人・対物賠償無制限であれば、ファりミリーバイク特約も同様に無制限になります。

オプションで人身傷害を付帯させるかを選択できるようになっている保険会社が多いです。

ファミリーバイク特約を利用しても等級に影響がない

車とバイクの保険は運転技術の根本が違うという考えから、それぞれの保険等級の引継ぎができません。

ファミリーバイク特約付きの自動車保険でバイク(125cc以下)で事故を起こした場合、賠償金の額に関わらず車の保険等級が下がる事はありません。