自動車保険は年齢条件に応じて、保険料は大きく変わります。
一般的には運転者の年齢が若ければ高く、運転者の年齢が高ければ安くなります。

自動車保険の年齢条件

一時期、保険会社によっては、23歳以上など他社と差別化した年齢条件を設定された事もありますが、現在は各保険会社年齢条件の設定プランは主要な保険会社(一部事業用を除く)では統一されています。

  • 全年齢
  • 21歳以上
  • 26歳以上
  • 30歳以上
  • 35歳以上

以上の5段階で設定されています。

保険会社によっては35歳以上69歳以下では割引率が増えるなど、一部割引率を上乗せする特約が用意されているケースがあります。

年齢条件の設定のやり方

年齢条件は自分から申告しないと適応されない

自動車保険の年齢条件は記名被保険者が規定となる誕生日を迎えたら自動的に入れ替わると思っている人もいますが、自分から誕生日を迎え年齢が変わってから保険会社や代理店に連絡を入れないと設定が変更されません。

誕生日を迎えた時点で設定を変えると年齢条件変更による還付を受けられるのに、更新時までそのままにしている方が非常に多いです。

一部気が利く代理店であれば担当者が気を使って連絡をしてくれますが、用が無い時でも、小まめに連絡をくれるような関係の担当者でなければ、更新時以外の年齢変更までは配慮してもらえないのが一般的です。

ほとんどの保険会社が電話一本で手続き完了となるので、年齢条件が変更になったらすぐに連絡をしましょう。

年齢条件が適応になる人の年齢

自動車保険の同居の親族の中で、車を運転する一番若い人の年齢で自動車保険の年齢条件を設定する必要があります。

例えば

・記名被保険者が40歳で同居の子供が18歳で免許を取得して車を運転する場合は、年齢条件を全年齢に変える必要があります。

・記名被保険者が35歳で23歳の従兄弟と同居していて、従兄弟も車を運転する場合は21歳以上の設定が必要です。

・記名被保険者が50歳で25歳の未婚の子供が実家の近くで一人暮らしをはじめて、たまに実家の車を運転する場合は 同居の親族ではないので、35歳以上の設定のままで構いません。また別居の未婚の子に関しては家族限定をかけても保険適応になり、この場合も年齢条件は35歳以上の設定で構いません。

20歳以下の保険は高い

金融庁からの指導で各保険会社、30歳以上と全年齢の年齢条件の差額が2.5倍以内になるように指導され、昔に比べて少しは全年齢の保険料が安くなった会社もあります。それでも30歳以上の2.5倍は大きな負担となります。

子供特約を活用する

同居の子供が免許を取得して車を運転する際は、自動車保険の年齢条件に伴う保険料が大幅にあがります。こういった場合には子供特約がある保険会社を選ぶとお得です。

子供特約とは年齢条件を子供の年齢に併せてセットする際に、子供以外の若い世代(一般的には35歳以下)の人は補償対象外とする特約です。家族限定とは違い、記名被保険者の年齢条件に適応する方が運転すれば補償の範囲内となります。

子供特約を取り扱っている自動車保険

この中でも車を運転できるようになった親世代に注力しているセゾンのおとなの自動車保険はおすすめです。