家族で2台目以降の車を購入する際は、セカンドカー割引を利用する事で保険料を安くする事ができます。
セカンドカー割引とは、通常新規で保険に加入すると6等級からスタートする所を条件を満たしている2台目の加入では7等級からスタートできる割引制度です。
7等級で加入できるメリット
2014年10月現在の一般的な等級の割引率で見ると、6等級は19%割引。7等級は29%割引と10%の割引率があります。
さらに初年度に万が一事故を起こして保険を使用した際は翌年の等級が6等級→3等級(12%割増)と7等級→4等級(2%割引)となり、3等級ダウン事故を起こした時にも等級が高いと大きなメリットとなります。
セカンドカー割引は適応条件がある
セカンドカー割引が適応になるには、いくつかの条件があります。
既存に車を保有していて任意保険に加入している
セカンドカー割引の名称の通り、1台目となる既存契約が必要です。この既に所有している既存の車の保険会社と2台目に加入する保険会社は違う保険会社でも対応可能となります。
1台目の車と2台目以降の車と保険の名義は本人でなくても、配偶者など同居の親族であれば適応されます。ただし法人契約の場合はセカンドカー割引適応されません。
既存の保険契約が11等級以上である事
任意保険に加入する車が2台目以降であれば必ずセカンドカー割引が適応される訳ではありません。既に所有している車の任意保険の等級が11等級以上である事が必要です。
既に2台以上の複数台保有している場合は、いずれかの1台が11等級以上で任意保険に加入していればセカンドカー割引が適応されます。
9等級と10等級の長期契約は要注意
2~3年の長期契約の場合は初年度の等級が11等級以上である事が必要です。
10等級から3年長期分割で契約した場合、2年目には保険料の割引率が11等級になっても3年の契約終了までは2台目以降の車を購入しても、セカンドカー割引が適応されないので注意しましょう。
子供が車を購入する場合にセカンドカー割引を活用する
子供が社会人になり、実家を出て車を購入するというのはよくある話です。この際に実家を出てから車を購入するのと、実家にいるうちに車を買う事でセカンドカー割引により保険料が変わってきます。
セカンドカー割引は契約した時点で、車の名義人と記名被保険者が同居の親族であれば問題ありません。
子供が家を出る前に車を買ってセカンドカー割引で保険に入ると、26歳未満の方であれば大幅に保険料を安くする事ができます。
その後、保険と車の名義変更をする手間が増えてしまいますが、こういった手間を考慮しても大きなメリットとなる恩恵を受けられます。