自動車保険会社ごとによって違う事故対応の良し悪し。

各保険会社は独自調査によって顧客満足度などを算出している事が多いですが、自動車保険のプロから見ればこういった自社調査の顧客満足度は何の参考にもなりませんし、自社調査の内容が良い保険会社が必ずしも事故対応が良いとは決して言い切れないのが現状です。

当サイトでは、自動車保険と車業界のプロによる視点から独自視線で自動車保険の事故対応の満足度をランキングにしています。

自動車保険事故対応ランキング

①富士火災 ベリエスト

代理店型自動車保険としては珍しい現在はAIGグループと外資系になってサービスが一新された富士火災の中でもワンランク上の自動車保険という分類でベリエストという商品があります。

ベリエストの最大の魅力は事故対応にあり、ベリエスト専用事故対応ダイアルが設定されていて、老舗損保会社の富士火災の中でも能力の高いベテランスタッフのみが一般の保険加入者よりも手厚い事故対応を実施してくれます。

更に事故発生から48時間以内に事故対応の専任スタッフが自宅に訪問して、精神面のケアや今後の事故対応の流れを丁寧に説明してくれるサービスは他の自動車保険と比べてもワンランク上のサービスとなっています。

現状ここまで事故対応に注力している自動車保険は他社にもありませんので、ランキングでも文句なしの1位となります。

現状ではベリエスト加入者は修理代金の支払い額なども若干融通が利きやすい傾向もあるようです。

AIG損保(旧:富士火災海上保険)の評判・特徴 を独自に評価

②東京海上日動

長年、日本の損保業界を牽引してきた東京海上日動では、最も無難で安心できる事故対応を期待できます。

現在はスタンダートとなっている24時間365日初期対応サービスはついていますが、土日でも担当者がすぐに決まるなどといった通販型で多い平日と土日の縛りをなくしたサービスはありませんが、実際の事故対応では土日に担当者が決まる事はそこまで重要ではありません。

土日祝日対応の厳しい労働条件で勤務している新興損保会社の担当者よりも長年の実績と厳しい入社試験を通過して勤務している東京海上日動の事故対応の担当者の方が間違いなく全体的に質の高いサービスを提供できる能力を持っています。

3強と呼ばれる大手損保も含めて他の保険会社ではサービスの質のバラつきが大きいのが現状で、特に修理代金などの融通の利き方は一時的に緩く対応している保険会社もありますが、担当者によって保険金支払いの厳しさが変わったり、損保会社全体的に突然急に融通がきかなくなりシビアに対応される事もあります。

それに対して東京海上日動はずっと業界のトップとなり基準を作ってきた実績があるだけに、サービスの質のバラつきや突然、保険金支払いの締め付けを厳しくしたりするリスクも他の損保と比べて少なく、最も安心・安定して質の高い事故対応を受けられる損保会社だと言えます。

東京海上日動火災保険の評判・特徴 を独自に評価

③三井ダイレクト

MS&ADの母体とも言える三井住友海上の自動車保険では車業界から、最近は修理代金の支払いを渋リ方がキツくなってきたと悪い意味で評判となっています。

それに対して三井ダイレクトでは、現状では比較的ゆるく、融通の効いた事故対応や保険金支払いを行ってくれます。

事故対応の担当者のサービスの質も近年非常に高くなってきて、代理店型損保と変わらぬ手厚くしっかりとしたサービスを期待できるようになってきました。

必要な車の修理代金をスムーズに払ってくれるか?というのは自動車保険の事故対応ではとても重要な要素となり、格安の保険料と比較するとより事故対応の内容の良さが光ってきます。

三井ダイレクト損害保険の評判・特徴 を独自に評価

ランキング全体を通して

新規参入や外資系などの通販型自動車保険の事故対応サービスの質の底上げはおこっていて、以前に比べて通販型でも事故対応の質は高くなってきましたが、それでも現状ではまだ、代理店型は通販型よりも事故対応が良く融通が利きやすいという傾向があります。

そんな中でも富士火災や東京海上日動は高い事故対応サービスでオススメで、通販型自動車保険の中でも三井ダイレクトをはじめ、事故対応のサービスが良い通販系自動車保険も増えてきている傾向があります。