三井ダイレクトは損保業界最大手となった、MS&ADインシュアランスグループホールディングスのグループ会社で、個人向け自動車保険を専門とした通販専門販売を行っています。

1995年の金融ビッグバンを受けて1999年に三井物産が設立。翌年2000年に損害保険業免許を取得しました。

2007年よりソルベンシー・マージン比率の引き上げの為、三井住友海上から出資を受け連結子会社となり現在に至ります。

日系の通販型自動車ダイレクト保険で、対応も良く保険料もケースによっては外資系に勝る低料金設定で人気を呼んでいます。

三井ダイレクト損害保険の自動車保険を独自に評価

サービスプラン充実度 ★★★★☆
会社信頼度 ★★★★★
事故対応力 ★★★★☆
示談交渉力 ★★★★☆
保険支払い能力 ★★★★★
保険料金の安さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
サービスプラン充実度

通販型という事で、長期分割・車両新価特約等の取り扱いはありませんが、通販型ダイレクト保険としては珍しく、車両保険の一般保証でも免責金額に増減(段階)設定すると、契約期間1回目の自己免責ゼロをセットする事ができます。

日常生活賠償の設定はありませんが、自動車付随関係の便利な特約は大体揃っています。

会社信頼度

設立当初は後発組の損保会社として信頼度にかける所もありましたが、三井住友海上の連結子会社となり、現在はMS&ADになった事で信頼度は高くなったと言えます。

2000年代の保険金不払い問題にも絡んでいなく、不祥事も少ない中で現在は実績のある損保会社に成長しています。

事故対応力

数年前まではスタッフの若さや経験不足などが露骨に現れる報告団も多かったですが、近年は改善傾向が見られます。

保険金の支払いまでのスピードにも注力していて、顧客満足度も高くなっています。

示談交渉力

親会社の三井住友海上のノウハウも入ってきていて、通販型自動車保険の中では強い部類に入ります。
ただ、大手損保に比べると担当スタッフによっての交渉力のバラつきもあるように感じます。
安い保険料で顧客の数も増えた事を考えると、1件1件丁寧に示談交渉代行をしていると評価できます。

保険金支払い能力

他社に比べて保険金支払い能力は高いと評価できます。事故調査拠点は全国に500拠点と多いですが、修理に関しても、修理工場からの写真送付と電話交渉で片付いてしまう事が多いようすです。

大手代理店型損保が相次いで、保険金の支払いを締め付け傾向なのに対し、現状はまだ良い意味での緩さも残っていると評価できます。

保険料金の安さ

最近流行の走行距離に応じた割引などは行っていません。更に損保業界では当たり前となったゴールド免許割引も被災用となっています。
こういった割引が少ないと保険料が高いと思うかもしれないですが、細かいリスク細分を行っていない事で、ベースとなる保険料は業界最安水準です。

距離を乗る。ゴールド免許ではない。というケースでは外資系を含めて保険料が最安値となる事も多く、人によって最安値が変わると言われている自動車保険業界で、ゴールド免許でない人も保険料が安くなるというのは他社にはない大きなメリットとなります。

総合評価

保険料を踏まえてのサービス内容としては、総合的に非常に高いと言えます。良い意味で他社の通販型と違った路線を言っている面もあり、三井ダイレクト独自のメリットも多いです。

それでいて、日系最大手グループとしてサービス力の向上も近年目立ちます。
ネット広告を中心にテレビCMをほとんど流さないなどの経費削減の営業戦略をしっかり保険料として利用者に還元していて、オススメ度が高い自動車保険です。

対物超過

長期契約

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ロードサービス

すべての契約に自動セットされます。拠点は3,200箇所と他社に比べて少なく指定場所へのレッカー移動は30kmと少ないです。

おすすめ特約

・車両保険免責0ー10万円
・対物超過特約

こんな人におすすめ

・通勤に使用するなど、距離を走る方
・ゴールド免許ではない方
・日系の損保会社で安い所をお探しの方

比較にお奨めな保険会社

・イーデザイン損保   親会社のライバル東京海上日動ホールディングスの通販型自動車保険
・アクサダイレクト   格安保険料を売りにした外資系通販型自動車保険

その他

保険料満足度97.8%と高い水準になっています。保険料の見積もりを複数社行う場合は検討の候補に入れる価値がある自動車保険です。