日新火災海上保険は、1908年に 帝国帆船海上保険株式会社として設立された日本の損害保険会社です。1943年に豊国火災保険株式会社、福寿火災保険株式会社と合併して現在の社名になりました。
2006年に東証上場廃止してミレアホールディングス(現東京海上ホールディングス)との株式交換を実施、現在は同社の完全子会社となっています。
日新火災海上保険の自動車保険を独自に評価
サービスプラン充実度 | ★★★★☆ |
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会社信頼度 | ★★★★☆ |
事故対応力 | ★★★★☆ |
示談交渉力 | ★★★★★/td> |
保険支払い能力 | ★★★★★ |
保険料金の安さ | ★★☆☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
サービスプラン充実度
代理店型自動車保険という事もあり、対物超過や車両新価・個人賠償特約・長期分割と人気の特約が揃っています。最近ではバイク保険の二輪盗難危険補償特約が追加され、バイクユーザーからも人気を集めています。日新火災ならではのプランや特約は少なくなっています。
会社信頼度
保険料収入ベースでは現在8番手に付けている損保会社です。かつては経営が危うい時もありましたが、東京海上グループに入って安定しているといえます。
しかし、規模がそこまで大きく無い事に加えて成長性も低いのがネックとなります。
ソルベンシー・マージン比率は800%台と高い水準となっています。
事故対応力
東京海上グループに入りましたが、サービスや事故対応はそれぞれ独立しています。日新火災の拠点は約100箇所と代理店型自動車保険の中では多い方ではなく、大手3社などと比べると対応力の質など若干見劣りする部分もあります。
示談交渉力
昔から日新火災の示談交渉力は定評があります。中規模保険会社として、それなりに整った拠点から一人一人のユーザーに対して、事故時の交渉などはしっかり対応してくれます。示談交渉力が高い保険会社をお探しでしたら日新火災はおすすめです。
保険金支払い能力
保険金の支払いスピードから、修理代の見積もりが高額なケースまで対応は良いです。2005年の保険金不払い問題にも該当してなく、その後、こういった業界のトラブルから徹底したマニュアル化と中規模ならではの融通のきいたサービスを提供しています。
保険料金の安さ
サービスの質の高さは良いですが保険料自体は高めの設定となっています。
提携向上でリサイクルパーツ中心の修理を行う事を前提とした車両保険アサンテを利用すれば車両保険価格10%割引となりますが、リサイクルパーツは部位によっては耐久性が落ちるものもあり、車両保険10%割引でも他社よりもそこまで安くならないのがネックとなります。
総合評価
東京海上グループになって、会社のネームバリューは大きくなり、プランも一通りの内容が揃っています。
日新火災を選ぶメリットは対応の質になります。保険料よりも事故を起こしてしまった時の質を重視するのであれば日新火災がおすすめですが、グループの母体ともなる東京海上と比べて、それ以外にあまりメリットがないのが現状です。
対物超過
○
長期契約
○
ロードサービス
人身傷害がアサンテをセットするとドライビングサポート24が付いてきます。
無料レッカー距離は30km。ガス欠などの利用制限は年2回となっています。
ロードサービスの内容自体にはそこまで注力していないと感じられます。
おすすめ特約
・対物超過特約
・車両新価特約
・日常生活賠償補償特約
こんな人におすすめ
・日新火災の代理店が近くにある。深いつながりがある場合。
・事故対応時に質の高いサービスを求める場合
比較にお奨めな保険会社
・東京海上日動 同じグループの母体となる損保会社です。
・イーデザイン損保 同じグループの通販型ダイレクト保険です。
その他
アサンテというリサイクルパーツでの修理前提という革新的な車両保険を提供していますが、実際にはリサイクルパーツ(リビルトパーツ)を利用した修理は、10%以上修理単価が安くなるので、あまりお得感がないというのが車業界からの評価です。