家電で有名なソニーグループの損害保険会社。本家のソニーは家電の不振で経営状態はあまり良くないですが、ソルベンシー・マージン比率は569.6%と高い水準を維持しております。
1999年の営業開始以降、日系資本の通販ダイレクト自動車保険の安い・高い信頼性という利点から右肩上がりで利用者数を伸ばし、現在は通販系を代表する自動車保険に成長しています。
ソニー損害保険の自動車保険を独自に評価
サービスプラン充実度 | ★★★☆☆ |
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会社信頼度 | ★★★★☆ |
事故対応力 | ★★★★☆ |
示談交渉力 | ★★★☆☆ |
保険支払い能力 | ★★★☆☆ |
保険料金の安さ | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★★ |
サービスプラン充実度
通販系自動車保険としてはいち早く対物超過特約の設定をしています。シンプルなプラン内容ですが要点を得ていて走行距離に応じての割引制度があまり距離を乗らないユーザーから人気を集めています。ただし走行距離が少ない人でも他社の通販系の方が安くなるケースもあり、通勤使用などアクティブユーザーに不利な一面もあります。通販系の中でも安心や信頼を重視した方に人気の内容となっています。
会社信頼度
1999年のソニーがまだ景気が良かった頃に、ソニーの持株会社ソニーファイナンスホールディングスの100%子会社として設立され、多額の資金投入をされています。2007年まではソルベンシー・マージン比率は1,000%を超えていましたが、その後順調に利用者数を伸ばして、現在も200%を超えれば優良損保会社と言われているのに対して500%台と高い水準を維持していますので、高い信頼度があります。2013年から2014年にかけて比率が上昇しているのも好感できます。損保業界としては若い企業ですが日系企業の通販型自動車保険のパイオニアとも言える存在で実績も充分あります。
事故対応力
サービス拠点は少ないですが、会社ブランドの確立の為に営業開始当初から事故対応に注力をしていて、土日に事故を起こした場合でも、すぐに担当者から連絡があり安心できます。ただし、大手代理店系損保会社の担当者や事故対応に関わる他のサービスが土日休みの所が多く担当者が早く決まり、連絡をもらえるという安心感はありますが事故対応の話自体の進展は他社とあまり変わりません。
示談交渉力
若い会社・通販系・大手損保と提携していない面もあり、あまり強いとは言えません。ただし外資系の通販系自動車保険に比べると強い傾向もあります。
保険金支払い能力
創業当初は、顧客満足度向上の為とサービス拠点が少なかったのもあり、修理代金や保険金の支払いは比較的ゆるかったですが、近年ブランド力の確立や顧客数が増えた事もあり保険金支払いの出し渋り交渉も目立ってきている様子です。
保険料金の安さ
通販系という事もあり、安いです。週末のみ利用のサンデードライバーなどに有利な走行距離に応じた割引制度が人気です。ただし通販系全体を見ると料金自体は若干割高です。日系資本や対物超過特約の付随。顧客満足度の高さなどで、多少高い料金を払ってでも通販系の中で良いサービスを行っている所。というポイントで選ぶ人が多いです。
総合評価
通販系の中でも、値段競争だけに走るのではなくサービスの質で勝負をできている自動車保険です。こうした値段とサービス内容・質のバランスが非常に良くオススメ度は高いです。
対物超過
○
長期契約
×
ロードサービス
すべてのお客様に無料付帯。提携工場までのレッカーは距離制限がないなど、地方での事故時に重宝すると評判が高いです。サービス自体も全体的に充実しておりロードサービスの他社比較でソニー損保を選ぶ人も多いです。
おすすめ特約
対物超過特約 意外と通販系では扱っていない所も多いです。
こんな人におすすめ
・年間走行距離が少ない人
・安い自動車保険を利用したいが外資系は不安な方
比較にお奨めな保険会社
・イーデザイン損保 同様にサービスの質も高い通販系自動車保険です。
・チューリッヒ 更に保険料を安くできる可能性もあります。
その他
年間走行距離の設定は万が一超えてしまった状態で事故を起こしてもしっかり補償されます。
ただしその場合は設定走行距離の超過分に応じた保険料の追徴が必要となります。