
これは法律で義務付けられています。
自賠責保険の基礎
自賠責保険の加入が義務付けられているのは、自動車事故は被害が大きくなることが多く、その際、被害者が十分な補償を得られなくなってしまうことを避けるためです。
このように自賠責保険は、被害者救済のための保険と言えます。
そのため、自賠責保険は対人賠償に限られており、対物賠償や自分の怪我は補償されません。さらに、対人補償も、自賠責保険の限度を超えた分に関しては、支払う必要があります。
こういった自賠責保険で補償できないものは任意保険で補います。実際上、自賠責保険と任意保険の両方に加入が必須と言えます。
>>「自賠責保険の基礎」についてもっと知るなら
→自動車の自賠責保険の任意保険との違い
→自動車の自賠責保険とは
→自動車保険の名称:自賠責保険、自動車賠償責任保険、強制保険等
自賠責保険の金額
任意保険が保険会社によって金額が変わる一方、自賠責保険の保険料は車種が同じならどこも一律です。
ただし車種別で見ると、普通車より軽自動車の方が多少安くなっています。
>>自賠責保険の金額についてもっと知るなら
→自賠責保険の料金表(2020年4月改定版)
→自賠責保険に等級制度はない。
→軽自動車の自賠責保険は安い
→車検を通す際の自賠責保険料
また、自賠責保険の補償内容と金額は任意保険のそれと大きく異なります。
上でも述べた通り、自賠責保険の補償は、対人賠償に限られ、さらにそのでも、「傷害(入院・通院)」「後遺症」「死亡」の3つの項目でそれぞれ上限金が定められています。
このことからも任意保険の必要性がわかります。
>>自賠責保険の補償内容と金額についてもっと知るなら
→自賠責保険の補償内容と金額
自賠責保険の加入・支払い・補償の範囲や期間について
自賠責保険は他の保険に比べて簡単に加入することができます。
車の場合、購入時や車検時などに自賠責保険に加入したり、更新したりするので、あまり意識せずに加入していることが多いでしょう。
また、加入後は自賠責保険の書類を携帯したり、証明のシールを貼っておく必要があります。
>>自賠責保険の加入についてもっと知るなら
→自賠責保険の加入・契約方法
→自賠責保険はいつ支払いをしているの?
→自賠責保険のシールを貼らないと違反になるの?
自賠責保険は車両に対してかけられる保険なので、保険契約者と違う人であっても、被保険車両を運転して人身事故を起こした場合、保険の対象となり保険金が支払われます。
補償期間は、通常車検+1ヶ月程度と設定し、車検時に更新していくのが一般的になっているようです。
>>自賠責保険の補償範囲・期間についてもっと知るなら
→自賠責保険の補償の範囲
→自賠責保険の名義人と運転者の関係。保険適用になる対象者は?
→自賠責保険の期間〜一般的には車検+1ヶ月〜
自賠責保険は、新車の場合3年で4万円ほど、1回目の車検時以降は2年で3万円弱ほどかかります。多少大きな金額にはなりますが、基本的には分割払いには対応していないようです。
また自賠責保険は、廃車にする時や売却するときなどに中途解約し、払い戻しを受けることができます。
詳しくは下記ページをご参考ください。
>>自賠責保険の支払いについてもっと知るなら
→自賠責保険を分割払いしたい場合
→自賠責保険の解約と払い戻し
自賠責保険を取り扱う保険会社
自賠責保険は、保険会社によって料金や補償内容が違う事はありません。
そのため、どの保険会社で加入しても問題ないと言えます。
それでも加入先を迷うという方は、三大大手の東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパン日本興亜を選ぶと良いでしょう。
多くのディーラーや車検工場ではここを取り扱っているようです。
>>自賠責保険の会社についてもっと知るなら
→自賠責保険の取り扱い会社一覧
→自賠責保険会社の比較
→自賠責保険はインターネットで申し込めるの?
→自賠責と任意保険を同一保険会社にするメリットは?
→自賠責保険の運営・販売の仕組み
事故時・違反時の自賠責保険
→事故をおこした時の自賠責保険の使い方
→飲酒運転した場合の自賠責保険の対応
→自動車保険の加害者請求、被害者請求
→接骨院に多い自賠責保険などの不正請求
→事故を起こした場合の任意保険と自賠責保険の関係について
→交通事故の被害にあった場合の自賠責保険を使った受診について
自賠責保険についてもっと詳しく知る
→自賠責保険の保険料が決まる仕組み
→自賠責保険が切れた時の罰則や事故について。
→自賠責保険と政府補償事業
→自賠責保険の重過失減額とは
→250cc以下のバイク自賠責保険