250cc以下のバイクは車検を必要としない手軽さから高い人気があります。車検は必要としないですが、公道で走る為には自賠責保険に加入しておく事が必要です。

無保険で走って捕まった場合には、自動車と同様に6点の免許点数の減点の50万円以下の罰金が科せられます。

このように共通している部分もありますが、自動車や250ccを超える車検が必要なバイクと違い、車検との連動性がないという大きな違いがあります。

250cc以下のバイクは自賠責の加入期間を選べる

車の場合はそれぞれの車の条件に応じて、1年〜3年で車検の有効期間が変わってきますので、必然的に自賠責保険の加入期間も決まります。それに対して250cc以下のバイクでは、車検という制約がない為、加入時に任意で自賠責保険の期間を選ぶ事ができます

料金については、全般的に車や250ccを超える車検が必要なバイクよりも安く設定されていて、125cc以下のバイク(原付)と125cc超え250cc以下のバイクで料金が異なります。

●125cc以下のバイク(原付)の自賠責保険取り扱い期間と料金

期間 金額 年間金額
12ヶ月(1年) 7,280円 7,280円/年
24ヶ月(2年) 9,870円 4,940円/年
36ヶ月(3年) 12,410円 4,140円/年
48ヶ月(4年) 14,890円 3,720円/年
60ヶ月(5年) 17,330円 3,470円/年

●125cc超え〜250cc以下のバイク(軽2輪)の自賠責保険取り扱い期間と料金

期間 金額 年間金額
12ヶ月(1年) 9,510円 9,510円/年
24ヶ月(2年) 14,290円 7,150円/年
36ヶ月(3年) 18,970円 6,320円/年
48ヶ月(4年) 23,560円 5,890円/年
60ヶ月(5年) 28,060円 5,610円/年

契約期間はどちらも1年単位で最長5年まで加入する事が可能です。
年あたりの保険料を見ていただければわかる通り、長期間で契約する程、保険料はお得になっています

保険期間はどのくらいが良いの?

バイクでは1年〜5年と長期間から選べる事により、自賠責保険に加入する際に迷ってしまう人が多いです。「どのくらいの期間で入れば良いの?」という質問が多いので、某バイク屋さんに話を聞いてきました。

初めてバイクを買う人は2〜3年がオススメ

保険料や1年あたりの金額を見てもらえれば一目で分かるように、5年で加入した方がバイクの自賠責保険はお得です。何も考えずにバイク初心者の人が、安心を買うという意味で5年で加入する人が多い傾向がありますが、しかし、250cc以下のバイクは購入後5年乗り続けるオーナーはあまりいないのが現状です。

250cc以下のバイクは車検が無い分、2年以上ノーメンテナンスで乗り続けると壊れてしまう事や、途中で車を買ったり、生活環境が変わりバイクに乗らなくなってしまう人が多いです。

すぐに自賠付きで売却すればまだ良いのですが、バイクは自動車税が安く駐車場代もかからないケースが多い理由から、乗らなくなったら、そのまま放置してしまう人が多いです。

こういった理由から、ある程度過去にバイクを乗っていて、この先も継続して乗る見込みがある人、ある程度バイクのメンテナンスの重要性を理解している人、もしくは多少で自分自身で整備できる人でなければ、無理して5年加入するよりも、最初は2年〜3年で加入してみるのがオススメとの事です

1年は非効率

原付などを中心に購入時の段階から一時的にしか乗らない見込みがあるケースもあります。こうした場合は1年など短い期間での加入を検討する事も必要です。

ただ、料金表を見てもらえれば分かる通り、1年と2年の期間が1年あたりの保険料の差額が大きくなります。

1年以内100%バイクを処分する予定がある人を除いては、最低限2年の契約期間にしておく事が、万が一長く乗る事になった事を考えると、オススメです。