軽自動車は自家用乗用車(普通乗用車)と違い、車検を受ける場所や各種登録・名義変更手続きをするのが陸運局ではなく軽自動車協会となります。
軽自動車の自賠責保険に関しては、車検を満了日まで加入する事が義務付けられています。ここでポイントとなるのが、軽自動車は普通乗用車よりも自賠責保険料が安くなるという点です。
自家用乗用車と軽自動車の自賠責保険料
●自家用常用自動車
37ヶ月 40,040円
25ヶ月 28,780円
24ヶ月 27,840円
1ヶ月 5,600円
●軽自動車(検査対象車)
37ヶ月 37,780円
25ヶ月 27,240円
24ヶ月 26,370円
1ヶ月 5,540円
期間が長い程、軽自動車の割引率は高くなり、2.5%〜5.6%程軽自動車の方が安くなっています。
軽自動車の自賠責保険が安い理由
「自賠責保険料」のページでも紹介していますが、自賠責保険は、実際の事故による賠償保険金の支出と、保険料収入のバランスで保険料が決まっています。
軽自動車の場合は、「パワーがないのでスピードも遅く加速も遅い」「車が軽いので人身事故が起こった際に、死亡事故や重度の後遺症が残る事故に発展しにくい」傾向があります。
その結果、自家用乗用車と比べて保険金の支出が少なくなる事から、若干保険料が安くなっています。
自賠責保険の加入義務や未加入の罰則は自家用乗用車と同じ
軽自動車は自家用乗用車に比べて、死亡・重度の後遺症の事故が少ない傾向はありますが、加入義務は自家用乗用車と同じです。
未加入で乗っていれば、自賠責保険切れの違反で6点減点(車検切れであれば、別途6点減点)の違反となります。
軽自動車だからといって、自賠責保険・車検が切れている車を安易に公道を走らせる事はしないようにしましょう。
軽自動車と自家用乗用車の自賠責保険の書式や取り扱い店は同じ
軽自動車と白ナンバーの自家用乗用車を比較した場合、車検証や車検ステッカーの書式は違いますが、自賠責保険に関しては、同じフォーマットとなっています。
料金の違いはありますが、自家用乗用車の自賠責保険を取り扱っている業者であれば、必ず軽自動車の自賠責保険も取り扱っています。
自賠責保険の加入で違いがあるのは、250cc以下のバイクや小型特殊車に牽引をされる車両のみです。通常の黄色ナンバーの軽自動車であれば、通常の自家用乗用車と同様の流れで販売店や整備工場・その他車業者等で自賠責保険に加入できます。