自動車保険の保険料に支払いは「年払い」「月払い」があります。

その名の通り、年払いは1年分の保険料を一括で支払い、月払いは月々の分割で支払っていく事で、自動車保険では両方可能です

年払いと月払いの保険料の差額

同じ保険契約であっても、支払い方法によって保険料は変わります。
月払いを選択した場合、年払いに比べて年間保険料が5%上乗せされる仕組みとなっています

例えば年払い10万円の契約の場合、月払いを選択すると年間で10万5千円の保険料を支払う計算となり、単純な12分割よりも月々400円強多く支払う必要が出てきます。

年利で見れば、単純計算で5%ですので、クレジットカードの分割払いをするよりはお得になるケースが多いです。

近年ではほとんどの保険会社で月払い可能に

5年ほど前までは、通販型自動車保険を中心に月払いの取り扱いがなく、申し込みは年払い専用の自動車保険が多数ありました。

しかし、保険料を最大の特徴の通販型自動車保険は、一括払いする余裕がないというユーザーの声が多く、最近ではほとんどの自動車保険が月払いを取り扱えるようになっています。

一部月払いできないケースも

一部の保険の商品、例えば年間保険料3万円以下や、商用車の自動車保険等や、バイクの任意保険などでは、年払いしか受け付けてもらえないケースがあります。

一般的な乗用車や軽自動車の契約ではほとんどが、月払い対応となりますが、月払い希望の方は念の為、契約前に確認しておくようにしましょう。

12分割以外の月払いがある

通常の月払いは、年間の保険料を月々12回、12ヶ月に分割して支払いをしますが、一部保険会社では10分割や11分割といった分割方法を採用している場合があります。

12回以下の分割払いの場合、不足分を最初の1回目の支払いに上乗せして払う仕組みになっている事が多いです。例えば、月払いの手数料を含めて年間12万円の保険だった場合、単純計算で月々の保険料の分割支払い金は1万円になります。

しかし、11回払いの場合は1回目の支払いが2万円になり、その後は月々1万円で10回支払う。10回払いの場合は1回目の支払いが更に増えて3万円になります。こうした変則的な月払いの保険は、1回目の保険料の支払いが保険を契約してから2ヶ月後など遅れている事も多いです。

12回払いの分割方式を取っている保険会社は、従来月払いに対応していなかった、通販系保険会社に多い傾向があります。代理店方自動車保険はほとんどが12回払いとなっています。

●12回払い以下の自動車保険の例

  • アクサダイレクト(10回払い)
  • ソニー損保(11回払い)
  • 三井ダイレクト(10回〜12回)