自動車保険の更新で質問が多いことに、車を買い換えるタイミングと、更新のタイミングが近い場合の対応があります。
例えば次のような例です。
「自動車保険の満了日が近づいてきて、保険会社から更新の案内が来ています。
しかし先日新車に買い換える事を決めて注文をしました。新車が納車されるまでは1〜2ヶ月の時間がかかるようで、自動車保険の満期に、新車の納車が間に合うか微妙なタイミングです。
この場合、自動車保険の更新はどうすればよいのでしょうか?やはり、保険の更新と契約車両の入れ替え(納車日)の日付は同じ日にしないとマズいですか?」
自動車保険はいつでも車両変更手続きを行える
自動車保険は契約途中でも乗り換えた場合は車両変更の手続きが行えます。
保険の更新と、契約車両の入れ替え(納車日)は同じにする必要はありません。車が変わると保険料も変わってきますが、契約内容の変更があった都度、保険料の払戻しや追加徴収で対応されます。
この場合の保険料の差額の計算方法は、保険会社によって異なるケースもありますが、一般的に月割計算となり、保険会社の都合の良いように計算されます。
例えば、車両入れ替えを行って保険料が高くなった場合は、その月から高い保険料の計算がされ、逆に保険料が安くなった場合は、その月まで従来の車の保険料で計算され、翌月から新しい車の安い保険料で計算されて返金が行われます。
変更手続きを行う日付で変わってくる差額は、1ヶ月分で微々たる金額ですので、特に保険の契約日を気にせずに都合の良い日に新しい車を納車してもらい、自動車保険の変更手続きを行いましょう。
保険満了日よりも納車日が遅れる可能性があれば先に更新しておく
自動車保険の手続きは、車両入れ替えも更新も即日中に行う事が可能です。保険満了に伴う更新日よりも、新しい車の納車日が先に来る事がわかっているのであれば、更新をせずに新しい車が納車されて車両入れ替えを行ってから更新する事も可能です。
ただ、新しい車の納車日が決定されていなく、少しでも保険満了日(更新日)より遅れてしまう可能性があれば、先に、現在乗っている車で更新手続きを行っておく事がオススメです。
自動車保険で最も怖いのは、無保険状態となり、補償を受けられない事です。こうしたリスクを緩和する為に「更新サポート特約」で、更新しない状態で1ヶ月過ぎて事故が起こった場合、更新分の保険料を支払いを条件に、補償を行う特約もあります。
それでも万が一の事を考えて、確実に更新をしておく事が必要です。
もしも、その後新しい車の納車日が更新日よりも早くなった場合は、一度古い車で更新した内容を取り消して、新しい車で更新するという手間がかかりますが、書類のやり取りが若干増える程度で、そこまで難しい事ではありません。
手続きの手間よりもリスク管理を最優先しましょう。