自動車保険は使用目的によって、保険料が変わってきます。
使用目的は主に次の3種類があり、

  • 業務使用
  • 通勤・通学
  • 日常・レジャー

保険料は次の順で安くなります。

日常・レジャー < 通勤・通学 < 業務使用

どれほどの割引率になるかは、保険会社や車種、契約内容などによって変わってきます。

目安として「日常・レジャー」と「通勤・通学」もしくは「通勤・通学」と「業務使用」と一段階使用目的が変わる事で1割〜2割ほど保険料が変わってきて、「日常・レジャー」と「業務使用」を比べると2割〜4割程保険料が変わってきます

契約期間中でも使用目的の変更は可能

通勤で使っていた車を転勤や部署異動などの関係で車を通勤で使わなくなったり、その逆のケースなど契約期間中に使用目的が変わった場合は、いつでも保険会社に連絡をして使用目的の変更手続きをする事ができます

この場合、月単位で保険料の計算が行われ、必要に応じて保険料の返金や、追加徴収が行われます。使用目的の変更があった場合は、速やかに保険会社に連絡して手続きを行うようにしましょう。

日常・レジャーにした場合は一切、通勤や業務使用で使えないの?

自動車保険の使用目的は、適切に設定を行わないと事故があった時に保険金が支払われない場合があります。必ず目的に応じた設定を行い、保険料を安くする為に通勤や業務使用で使っている車を日常・レジャーなどに設定しないようにしましょう。

ただ、日常・レジャーに設定した場合でも、通勤や業務使用で一切補償を受けられない訳ではありません。通勤・通学および業務使用の定義は、「年間を通じて週5日以上もしくは月に15日以上、通勤・通学、業務使用で使用する事」となっています。

雨の日だけ車で通勤したい場合や、ごく稀に業務で車を使用する場合は「日常・レジャー」目的で問題はありません。

駅までの送迎などは、通勤・通学になる

使用目的で勘違いしている人が多いのが、子供や配偶者などの家族を家からの最寄り駅までの送迎で使用する場合も「通勤・通学」に含まれるということです。

前述の通り、雨が降った時だけや、特別な事情があって朝が早い時や夜が遅い時だけ送迎する分には日常・レジャーで問題ありませんが、日常的に駅までの送迎を行っているケースは、使用目的を通勤・通学に変更する必要があります。