車両保険で補償されるはずと思っていたら、車両保険が使えない、保険がおりないというケースがあります。どのような場合に車両保険がおりないのかを確認しておきましょう。
限定車両保険で補償の対象外になるケース
車両保険には一般車両保険と限定車両保険がありますが、その名の通り限定車両保険では補償の対象が限られています。そのため、限定車両保険では一般車両保険に比べて保険が降りる対象が狭いのです。
限定車両保険では、事故で相手が逃げてしまった場合、相手車両のナンバーを確認できなければ基本的に補償の対象になりません。
また、いたずらの場合でも板金塗装が必要なほど凹まされた場合などは、いたずらなのか事故なのかが明確にできないため、一般車両保険でなければ補償されないことになっています。
すべての車両保険で補償の対象外になるケース
車両保険は車両が損なわれた時に保証してくれる保険ですが、一般車両保険でも補償の対象外になるケースが多くあります。
すべての車両保険で保険が使えないのは、次のような場合になります。
- 故意または重大な過失によって生じた損害
- 地震、噴火、津波によって生じた損害
- 酒気帯び運転、無免許運転、麻薬等の影響で正常な運転ができない状況下で運転した際に生じた損害
- 詐欺、横領によって生じた損害
- 車に存在する欠陥、摩耗、腐食、サビ、消耗による損害
- 故障損害
- タイヤのみの損害
- 法令に禁止されている改造を行った部品や付属品に対する損害
上の表のように、地震、噴火、津波によって生じた損害は補償の対象外ですが、特約でカバーできる場合もあります。
また、タイヤをパンクさせられる被害事故では車両保険の対象外になりますが、アルミホイールでホイールごと盗難にあった場合には補償の対象になります。