これは、車種や加入者の年齢によって、統計上事故を起こす確率に違いがあるからです。事故を起こす確率が高い車や、加入者の年齢では、保険料が高くなります。
そのため、自動車保険の相場を調べようとした場合、これらを加味しておく必要があります。
車種別、年齢別の自動車保険の保険料目安
等級や事故履歴によっても保険料は変わりますが、年齢や車種による差が大きいです。
ここでは、実際に年齢や車種を変えて、保険の見積もりを取り、保険料の目安を調べました。
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下の表のように、年齢は26歳以上になると大幅に保険料が安くなります。26歳までは年間保険料が10万円を超えることもありますが、26歳を超えると10万円以下で保険加入ができるようになってきます。
さらに35歳を超えると安くなりますが、それ以上ではほとんどの保険で変わりません。
車種別に見てみると、軽やコンパクトカーが安いのがわかりますね。セダン、ミニバンでは保険料が高くなりますが、年齢ほど差は大きくないようです。ここでは示していませんが、事故率の高いスポーツカーなどでは保険料が高くなる傾向にあるようです。
全体として言えることとしては、10代や25歳以下では10~20万円を覚悟しないといけませんが、26歳以上であれば、概ね10万円以下で任意保険に加入できるということです。
事故なく等級を積み重ねている優良ドライバーで、かつ車も軽やコンパクトカー等の一般的なものであれば5万円以下で加入できます。詳しくは下の記事をご参考ください。
軽 | コンパクトカー | セダン | ミニバン | |
---|---|---|---|---|
6等級 | 8等級 | 14等級 | 14等級 | |
18歳 | 147,270 | 168,960 | 206,390 | 176,840 |
21歳 | 85,910 | 115,558 | 131,218 | 114,930 |
26歳 | 82,468 | 81,790 | 91,300 | 91,300 |
30歳 | 64,844 | 69,596 | 77,304 | 68,568 |
35歳 | 60,874 | 66,438 | 74,040 | 64,788 |
40歳 | 59,440 | 65,548 | 73,360 | 64,934 |
50歳 | 58,188 | 66,190 | 73,962 | 65,376 |
60歳 | 63,268 | 67,170 | 79,364 | 66,528 |
車種別、年齢別の自動車保険の保険料目安についてもう少し詳しく
当サイトでは、様々な年齢や車種における自動車保険の金額を徹底的に調べました。
ご覧になっている皆さんの条件に近いものをお探しいただき、ご参考ください。
年齢 | 車種 | 平均保険料 |
---|---|---|
20歳 | ムーブ | 64,790 |
26歳 | ミニ | 42,185 |
23歳 | アウトランダー | 160,728 |
29歳 | レガシィツーリングワゴン | 42,938 |
22歳 | ワゴンR | 195,115 |
26歳 | フーガ | 40,582 |
28歳 | ロードスター | 113,386 |
25歳 | フォレスター | 114,934 |
22歳 | ミライース | 192,873 |
27歳 | シエンタ | 93,014 |
25歳 | セルシオ | 63,818 |
年齢 | 車種 | 平均保険料 |
---|---|---|
37歳 | プリウス | 66,280 |
31歳 | セレナ | 69,582 |
31歳 | エブリィワゴン | 33,570 |
38歳 | N-BOX | 13,102 |
33歳 | ノート | 38,500 |
37歳 | フリード | 53,548 |
33歳 | ハイエース | 73,605 |
37歳 | ランドクルーザー | 28,293 |
38歳 | リーフ | 60,896 |
33歳 | ハスラー | 13,843 |
30歳 | WRX STI | 75,550 |
32歳 | ソリオ | 50,910 |
30歳 | キャストスタイル | 52,724 |
年齢 | 車種 | 平均保険料 |
---|---|---|
42歳 | ヴァルファイア ハイブリッド | 78,407 |
46歳 | アクア | 92,248 |
45歳 | タント | 50,158 |
42歳 | クラウンマジェスタ | 147,080 |
47歳 | ライフ | 53,000 |
年齢 | 車種 | 平均保険料 |
---|---|---|
55歳 | クラウンアスリートS | 63,807 |
50歳 | スイフト | 111,792 |
55歳 | スカイライン | 40,890 |
55歳 | アクセラ | 41,934 |
54歳 | パッソ | 43,878 |
自動車保険の車種(ナンバー)別相場と考え方
自動車のナンバー規格には一般的に「1・3・4・5」などと、「軽自動車」があります。それぞれ、自動車の大きさや用途によって区別されています。
比較的小型の乗用車は「5ナンバー」、それより大きな乗用車は「3ナンバー」。小型貨物車は「4ナンバー」、それより大きな貨物車は「1ナンバー」などと分類されます。
基本的には「軽自動車」などの小型車両の方が、保険料は安い傾向にあります。
また軽自動車では、ターボ車でもノンターボ車でも一律料率となりますので、力があるターボ車の方が車両保険のお得感は高くなります。
しかし軽自動車の場合、事故を起こした際の同乗者の傷害リスクだけは、車の強度が弱い分増加します。人身傷害と搭乗者傷害には手厚く加入するように心がけましょう。
「1ナンバー」の車は、4ナンバー規格を超える貨物車です。1ナンバー車の自動車保険は、代理店型自動車保険の一般用(事業用)を利用するのが主流です。保険料は「3ナンバー」の車よりも安いのが特徴です。
3ナンバーは、5ナンバーの規定を超える乗用車です。任意保険の車両料率は、5ナンバー車よりも全体的に高い傾向があります。これは、車格が大きい車であれば自損事故の可能性が高くなり、またスピードが出やすいので重大事故が多くなり、対人・対物などの賠償料率や傷害料率も高くなるからです。
4ナンバーの車は小型貨物自動車とも呼ばれています。ハイエース、キャラバン、ボンゴ、バネットなどが例としてあげられます。4ナンバーの車は税金や保険料など維持費が安いのが特徴です。
5ナンバーの車は比較的小型の乗用車です。5ナンバーの車は、排気量が小さい車であれば料率クラスは低く保険料は安くなり、2,000ccクラスなどの5ナンバーの規格いっぱいに作られている車は料率が高くなる傾向があります。
自動車保険の年代別相場と考え方
若い運転者の事故発生率が高いという統計データから、特に20歳以下では自動車保険の保険料が高いです。
20歳を超えると保険料が大幅に安くなり、さらに35歳を超えるともう一段安くなります。
このように、自動車保険の保険料は、同じ保障でも年代によって相場が異なります。
保険加入者の年齢にあわせた自動車保険選びを行いましょう。
→20歳以下(10代)の自動車保険の相場と考え方
→29歳以下(20代)の自動車保険の相場と考え方
→35歳以上(30代)の自動車保険の相場と考え方
→40代・50代の自動車保険の相場と考え方
→60代以上の自動車保険の相場と考え方