当サイトでは年齢によって自動車保険の料金はどれくらい変わるのか比較してみました。
今回は、コンパクトカーの人気車種ホンダ・フィット、8等級の条件で比較します。

自動車保険一括見積もりサイトを利用して、以下の情報で見積を取ってみました。

申込者情報
等級 8等級
前年事故件数 0件
事故あり係数適用期間 0年
居住地域 東京
運転者限定 限定なし
免許 ブルー
使用目的 通勤・通学
年間走行距離 7,000km〜8,000km
保険期間 平成28年9月1日から1年間
車両情報
車種 フィット
初度登録 平成28年9月
型式 GK3
保証内容
対人 無制限
対物 無制限
搭乗者障害 1,000万円
人身傷害 3,000万円
車両保険 あり(一般)
特約 弁護士費用特約

申込条件のポイント

等級は8等級で試算をしました。通販型自動車保険はリスク細分型のため、8等級でも年齢によって割引率は変わってきます

一般的な補償内容に車両保険(一般)を付けて、保険料がどのくらい変わるのか見ていきましょう。

年代別の保険料比較

「18歳/21歳/26歳/30歳/35歳/40歳/50歳/60歳」の年齢条件で、見積依頼をしました。
年齢別に保険料の見積回答一覧を紹介します。

なお、保険料は全てネット割引や証券発行不要割引の適用済みの年払金額になります。

  平均 高値 安値
18歳 168,960
21歳 115,558 158,300 98,480
26歳 81,790 119,090 63,320
30歳 69,596 95,350 51,970
35歳 66,438 78,890 57,270
40歳 65,548 72,810 58,690
50歳 66,190 72,450 60,860
60歳 67,170 72,450 63,170
18歳の見積回答一覧

三井ダイレクト:168.960円

運転者年齢が最も若い方が20歳以下の場合は年齢条件が全年齢扱いになります。等級に関係なく、一部の通販型自動車保険では全年齢だと受け入れ拒否される場合もあります。一括見積サービスで回答があったのは、三井ダイレクトの1社のみでした。

なお、今回は比較のため18歳8等級の設定にしましたが、通常は18歳で初めて自動車保険に加入する場合は、6等級もしくは7等級(セカンドカー割引)になります。

21歳の見積回答一覧

アクサダイレクト:98,480
三井ダイレクト:98,990円
ソニー損保:107,730円
チューリッヒ:114,290円
セゾン自動車火災保険:158,300円

8等級の場合、年齢条件が21歳以上になると、保険料が大幅に安くなります。三井ダイレクトの場合は、全年齢と比べて7万円以上も安い回答が出ました。
21歳以上であれば、通販型自動車保険で受け入れ拒否される事も少なくなります。

26歳の見積回答一覧

チューリッヒ:63,320円
アクサダイレクト:65.270円
ソニー損保:81,740円
三井ダイレクト:79,530円
セゾン自動車火災保険:119,090円

21歳と比較すると、3〜4万円保険料が安くなります。
21歳以上では保険料が高かったチューリッヒが最安値で約6万3千円。次いでアクサダイレクトが約6万5千円で外資系が強い結果になりました。

30歳の見積回答一覧

チューリッヒ:51,970円
アクサダイレクト:62.430円
ソニー損保:68,570円
三井ダイレクト:69,660円
セゾン自動車火災保険:95,350円

最安値は26歳と同様にチューリッヒで約5万2千円。26歳よりも1万円以上安くなりました。
アクサダイレクトは2番目の安さをキープしつつも、26歳以上との差額が3千弱と他社よりも少ないです。

35歳の見積回答一覧

チューリッヒ:57,270円
アクサダイレクト:60.040円
三井ダイレクト:67,420円
ソニー損保:68,570円
セゾン自動車火災保険:78,890円

35歳以上だと、保険料の安さの順位に変動はありませんが、最安値のチューリッヒが30歳よりも約5千円高くなりました。これは35歳で8等級は低いと評価された結果です。

セゾン自動車火災は見積回答があった中では最高値でしたが、30歳の条件よりも保険料が下がり、他の商品との差が詰まってきました。

40歳の見積回答一覧

アクサダイレクト:58.690円
チューリッヒ:60,230円
三井ダイレクト:66,550円
ソニー損保:69,460円
セゾン自動車火災保険:72,810円

40歳以上になると、最安値がチューリッヒではなくアクサダイレクトに変わります。8等級と年齢の関係が響いて、全体的に保険料が高くなる傾向があります。
セゾン自動車火災や三井ダイレクトは保険料が安くなるので、各社の差が縮まる形になりました。

50歳の見積回答一覧

チューリッヒ:60,860円
アクサダイレクト:63.330円
三井ダイレクト:65,530円
セゾン自動車火災保険:68,780円
ソニー損保:72,450円

50歳ではチューリッヒが最安値になります。40歳と比べ若干の値上げはあるものの、アクサダイレクトに比べ上げ幅が少ない結果になりました。
全体的に各社の差額が少なくなりました。

60歳の見積回答一覧

チューリッヒ:63,170円
アクサダイレクト:63.910円
三井ダイレクト:65,530円
セゾン自動車火災保険:70,790円
ソニー損保:72,450円

価格順は50歳と変動はありませんが、最安値のチューリッヒの値上げ幅が大きく他社との差が縮まりました。
ソニー損保は50歳と60歳で保険料の違いはありません。

まとめ

年齢条件が26歳以上になると、チューリッヒとアクサダイレクトの外資系2社の強さが際立ちました

年齢によって最安値が入れ替わるので、必ず自分の状況や詳しい設定条件を入力して一括見積を取りましょう。最安値から差額が5千円以内の保険商品は、個別に詳細見積を取って比較するとよいでしょう

8等級は30歳以下までは優遇されますが、35歳以上になると保険商品によっては保険料が年齢と比例して上がっていきます。8等級で車両保険(一般)を付けると、代理店型自動車保険は高い年齢条件でも10万円前後になります。

フィットの特徴

フィットはホンダを代表するロングセラー車種です。1.3Lクラスで取り回しと燃費、室内の広さ、低価格を全て料率させて世代や用途を問わず幅広い方から選ばれてます。

ハイブリッドモデルの設定もあり、現行モデルではカタログ燃費36.4kmを誇ります。ガソリンエンジンモデルでも燃費性能は高く、最低限のパワーを確保しています。

初代フィットから始まった室内を広くするセンタータンクレイアウトはモデルチェンジの度に進化して、現行モデルでは弱点と言われていたシートの硬さや底づき感を完全に克服しています。