自動車保険は30歳を超えると非常に選択肢が広がる傾向があります。
新規等級では26歳以上よりも上のカテゴリーは存在せず特段割引率が増える訳ではありませんが、30歳以上になると等級が高くなっている可能性も出てきます。
30歳以上になれば自ら新規等級で契約した自動車保険も、契約年数が長く、無事故という実績があれば上限の20等級も見えてくる年代でもあります。
26歳以上の年齢条件から30歳以上の年齢条件に変わった時の割引率は、多くの自動車保険が同一もしくは微々たる割引率となり恩恵は少なく感じるかもしれませんが、等級という面での恩恵が期待できる年代となります。
充実した補償内容を
30歳以上の年齢条件が適用されるのであれば、補償内容の充実の見直しもすると良いでしょう。
特に30歳を超えてくると家族が増えているケースも増えてきます。
人身傷害を手厚く加入して車両保険も一般フルカバータイプにするなど、事故が起きた時に一時的な大きな出費リスクを軽減させて、万が一の大きな事故を起こしてしまった時には手厚いサービスを受けられるようにしておくと良いでしょう。
配偶者も車を運転するのであれば、より車両保険の加入を強くおすすめします。
30代になると金銭的な余裕もでき、高価な車種に乗ることも増えてきます。車の運転歴が長くなり、それまで無事故という実績や運転技術に自信がついてくるので、車両保険を外してしまおうと思う人も多いですが、車のランクを上げるのであれば、割引率を活かしてしっかり車両保険のサポートを受けられる環境を作っておくと良いでしょう。
等級が進んでいないケース
30歳~34歳になり、自動車保険の契約年数が増えて言っても、事故による等級ダウン事故の使用歴があれば等級は低い水準になっている事もあります。
こうした場合は、過去の事故を振り返って保険内容を考えていく事が大切になります。
過失が少ない車同士の事故を起こした事により保険の使用歴がある場合は、それほど気にすることなく、継続してしっかりした補償内容での保険に加入する事をおすすめできますが、自損事故を複数回起こした経緯などがある場合は、保険や車の車種の見直しも考えていく必要があります。
30歳~34歳で車を乗っている人の多くは、その先数十年という単位で車に乗り続ける可能性が高い年代でもあるので、等級を上げる事を優先して、自損事故は実費で対処するか、軽度の損傷は修理せずに乗り続けるなど割り切った考えを持って、車両保険は車対車+Aなどの限定タイプに補償内容を落とす事なども必要になってきます。
30歳~34歳の保険料の目
新車の乗り出し価格が300万円以内の車をベースで考えるのであれば、保険料は年間10万円をひとつの基準にして、10万円を超えるような等級や補償内容であれば、見直しも必要になってきます。
10万円以内でなるべく補償内容も充実させるように考えていくのが、この年代での自動車保険の考え方としておすすめできるプランとなる事が多いです。