4ナンバーの車は小型貨物自動車とも呼ばれていて、主に貨物用の車となり、全長4.7m以下、全幅1.7m以下、全高2.0m以下、総排気量2,000cc以下(ディーゼル車は無制限)という規格が適用され、それを超える貨物車は原則1ナンバーとなります。

4ナンバー車は1ナンバーに比べても完全な貨物車として使用される車が多く、主要な4ナンバーの車種の一例を紹介すると

  • ハイエース
  • キャラバン
  • ボンゴ
  • バネット

などがあり、一部のピックアップトラックやバンベースの車種では乗用目的とした4ナンバー登録車もあります。

4ナンバーの車は税金や保険料など維持費が安いので、希に5ナンバーベース車を改造申請して4ナンバー登録する個人の人もいますが、5ナンバーから4ナンバーは比較的改造申請が難しく、車検が1年毎にになるなどのデメリットもある為、実際に行動に移している人は少ないです。

4ナンバー車でも乗用車と同じ家庭用の任意保険の加入も可能に

4ナンバーの自動車保険は主に貨物車となり、代理店型自動車保険の一般用(事業用)に加入するのが一般的でした。

貨物車として任意保険に加入すると、年齢条件を設定できずに自動的に全年齢適用になる保険条件になるのが一昔前では一般的で、乗用車の全年齢に比べれば保険料は大幅に安いですが、運転者で若い年齢の人がいないケースでは割高感もありました。

最近では4ナンバーでも用途を自家用として申請すれば、家庭用自動車保険の加入や年齢条件・家族限定などの設定が可能となるケースもあります。

最近ではこの制度が広まり多くの保険会社で4ナンバー車を個人の家庭用利用であれば、乗用車と同じ条件で年齢条件や運転者限定などを設定して加入できるようになりました。

4ナンバーであれば通販系ダイレクト保険に加入できる

1ナンバーでは、根本的に通販型の任意保険に引き受け拒否されてしまう可能性がありますが、4ナンバーであれば、こういったリスクはほとんどなくなります。

4ナンバー車は車両保険に加入しなければ保険料は大幅にお得に

4ナンバーの自動車保険の優遇が良くなった事で一般家庭で4ナンバー車を乗る場合の保険料は非常にお得になりました。年齢条件や運転者限定を設定して、通販型ダイレクト保険で申し込みを行えば、保険料は5割ほど安くなる事もあります。

ただし、4ナンバー車のほとんどは、事業用として、小キズなどは気にしないで乗っている車で車両保険の加入者自体が少ないので、車両料率が高めになっている車種も多いので、車両保険に加入すると割安感がなくなってしまう事もあります。