5ナンバー車とは全長4.7m、幅1.7m、高さ2m、排気量2,000ccなどの規格内に収まった乗用車の事をいいます。5ナンバーは過去に3ナンバーに比べて維持費が安いと言われていて、その理由は自動車税にありました。
自動車税が導入されたのは1989年でその当時は5ナンバーは一律36,500円。3ナンバーは一律65,000円となっていた事で、3ナンバーは高級車・5ナンバーは大衆車というイメージが根付いていた時期もありました。
現在は自動車税はナンバー規格ではなく、排気量によって定められるようになったので、2000cc以下であれば、全幅などの要因で3ナンバーや5ナンバーになっても自動車税などの諸税に変化はなくなり、最近では2,000cc以下の車であれば、3ナンバーや5ナンバーのナンバー規格だけによる税金の違いはなくなりました。
そんな中昨今では、全幅が広いワイドトレッドの車が増えてきた事から、5ナンバー車全体をコンパクトカーと呼ぶ傾向もあります。
5ナンバー車の自動車保険料
上記説明の通り、現在では税金対策で5ナンバーの規格内で車を作るメリットが少なくなり、国産の1,500ccクラスでも3ナンバー車が登場するなどして、5ナンバー車は単純に低燃費や小回りを重視した車のみとなっています。
3ナンバーの自動車保険料でも説明している通り、最終的な自動車保険料は、3ナンバー・5ナンバーに関わらず、車種ごとに設定されている料率クラスが一番のポイントとなってきます。
5ナンバーの規格内に収まる車は全体的に料率が低く、高級車のように通販型自動車保険で車両保険の引き受け拒否となる事も、6等級未満など他の要因がない限りほとんど制約を受ける事はありません。
5ナンバーという時点で任意保険料はそこまで高くならないという安心感は持つ事ができます。
排気量が低いほど保険料は安くなる
5ナンバーの車は大きく分けて、1,500cc超え~2,000cc以下と1、000cc超え~1,500cc以下及び1,000ccクラスの自動車税の基準にもなる3つの排気量があります。
排気量が小さい車であれば、料率クラスは低く保険料は安くなり、2,000ccクラスなどの5ナンバーの規格いっぱいに作られている車は料率が高くなる傾向があります。
乗用車の中で自動車保険をより安くしたいとお考えの方には5ナンバー規格の乗用車の中でも1,500cc以下が税金も安く燃費も良い傾向があり、自動車保険料も全体的に料率が低いのでおすすめです。