60歳代以上の方は、自動車保険についての考えを見直していく必要もあります。
60代以上の方の保険料は35歳以上の年齢条件が適用されるので、安い傾向は継続sあれますが、事故を起こすリスクは増加傾向にあります。
毎日車を運転している方は自覚は少ないかもしれないですが、60代以上になると着実に運転技術は落ちてきて、それまでは考えられないような初歩的なミスによる事故を起こす事もあります。
車両保険や傷害保険を見直して、充実した補償内容にしておくと良いでしょう。
今後60歳以上の保険料が値上げ傾向になる事も
現在も一部の保険会社で導入されていますが、自動車保険の35歳以上の割引率が一定という概念を取り、更に細かく世代別で保険料率を設定したり、35歳~65歳までの方を対象とした、割引特約を用意されるケースも出てきました。
今後、事故率が少しずつ増加傾向にある60代以上の保険料の見直しが進んでいく可能性もあります。
長期分割の活用
60代以上の保険料の割引率が少なくなる懸念への対策として代理店型自動車保険の長期分割で3年契約を結んでしまう事がおすすめです。
3年長期分割で契約してしまえば、その期間内に保険会社が料率改訂を行っても満期までは影響を受けません。
60代異常ですと3年後も車を乗っているか不安という考えもあると思いますが、長期分割は中途解約しても月割で保険料の払い戻しを受ける事ができて違約金のようなペナルティは発生しません。
事故を起こしていないのに更新時に保険料が高くなるという今後出てくるかもしれないリスク対策を考えるのはとても大事な事になってくるでしょう。
車に乗らなくなったら中断証明を
60代というよりかは70代・80代の方の方が多いと思いますが、徐々に加齢に伴って車を手放す人も出てきます。
こういったケースの場合には念の為中断証明を取っておくとよいでしょう。
60代以上の方の保険等級は上限の20等級に近い所まで進んでいる事も多く、万が一再び車が必要になった際や同居の親族が自動車保険に加入する場合に、中断証明があるととても有利になります。
60代以上の方は車を手放すと、もう乗ることはないから、と中断証明を発行しないケースもありますが、後から同居の親族が等級を継承したいと言ってきたり、将来介護が必要になるなど、何かしらの理由で家を出ていた子供が戻ってくる時に中断証明があると有効活用できます。
中断証明とは
主に長期間車に乗らない場合に、再び車を乗る時に解約時の等級を引き継げる証明書になり、保険会社が発行し有効期限は最大10年間となります。
発行手数料は原則無料ですが、解約時に自己申告しないと発行してもらえないケースがあります。
同居の親族であれば中断証明書を活用して解約時の保険等級を引き継ぎできます。