29歳以下の自動車保険は年齢条件が26歳以上が適用されます。
近年の等級改訂などもあり、6等級新規の場合26歳以上であれば6C等級が適用されて、初年度契約から9%の割引を受ける事ができます。
すると実に全年齢に比べて4割近く保険料が安くなる計算になります。
既に車を持っている場合
29歳以下の場合、仮に18歳から自動車保険に加入していて保険を使う事故を起こしていなければ17等級(53~55%割引)まで進んでいるケースもあり、保険料はかなり安くなっています。
ある程度の等級まで進んでいれば、車両保険に加入しても年間保険料を10万円以下に抑える事もでき、3等級ダウンの事故で保険を使用するリスクも緩和されていきます。
より実用的で補償も充実した内容で加入を検討すると良いでしょう。
まずは車両保険の車対車+Aの検討を
等級が上がり年齢条件も有利になった場合はまずは車両保険の車対車+Aの加入を検討すると良いでしょう。
車を乗る上でどれだけ安全運転を心がけても、車同士の事故やイタズラや洪水などによる被害は避けられない事もあります。
保険料が安くなり、等級ダウンリスクも緩和されはじめたこの年代からは最低限の補償の延長線として車両保険の限定タイプの加入をおすすめします。
車両保険を付けた場合と付けない場合の目安の相場は、車両保険なしタイプと車両保険一般フルカバータイプでおおよそ2倍近い保険料の差額が出ます。
それに対して車両保険の車対車+Aを付けると車両保険なしと一般の中間くらいの保険料が相場となります。
1例を紹介すると、26歳以上10等級車両1,500ccクラス。車両保険設定金額70万円で
- 車両保険一般フルカバータイプ付き 年間保険料おおよそ10万円
- 車両保険車対車+A限定タイプ 年間保険料おおよそ7万5千円
- 車両保険なしタイプ 年間保険料おおよそ5万円
という内容になってきます。保険料の割引優遇が増えてきたこの年代では、補償内容の充実も見直していくと良いでしょう。
車を新規に買う場合
若い世代と違い、親との同居率も少なくなってきますし、同居していたとしても年齢的な割増リスクも緩和され、親に負担をかけづらい年齢にもなっていますので、無理に親の保険等級の活用にこだわらなくても良いと思います。
ただしセカンドカー割引が適用になる場合は必ず有効活用すると良いでしょう。
新規等級でも割増から割引に変わる年齢でもありますが、これは精神的な自己リスクが緩和される事要因となっています。
10代ではじめて車に乗るのと、20代後半で始めて車に乗るのとでは、無茶をするリスクが緩和され事故実績が少なくなります。
しかし運転技術という面では20代後半は自覚は少なくても10代など若い世代に比べて、車の車両感覚をつかんだり、運転技術が向上したりなどの新しい事を覚えて成長する要素が少なくなってきます。
自損事故などは歳を取ってから車に乗り始める方がリスクが大きいことをしっかり自覚しておきましょう。
車両保険に加入する場合
26歳以上の年齢条件が適用されるのであれば、初年度から車両保険に加入する選択肢も悪くありません。
この場合におすすめなのは、代理店型自動車保険の長期分割契約を利用して、6等級で加入して1事故で3等級までダウンするリスクをなくす方法がおすすめになります。
6等級新規でも年齢条件を26歳以上にする事で、運転者限定を付けなくても保険料を年間で10万円~12万円前後と、月額1万円前後の保険料で車両保険一般フルカバータイプを付ける事が可能となります。
ただし、通販系などで単年契約をすると、保険を利用して3等級ダウンすると、翌年は3等級(12%割増)が適用されてしまうので活用方法は限られる傾向があります。
こういった面でもこの年代でおすすめなのが、車対車+Aの限定タイプの車両保険となります。