自動車保険料は等級や保証内容が同じでも、年齢によって大きく変わります。
当サイトでは自動車保険一括見積サービスを利用して、同じ補償内容で年齢に応じてどれだけ保険料が変わるか調査しました。
今回はセダン編として、マツダのアテンザセダンを車種に設定しました。
セダンはベテランドライバーから選ばれている車という事で、等級は14等級に設定しました。
自動車保険一括見積もりサイトを利用して、以下の情報で、年齢条件のみ変更した見積を取って比較してみました。
申込者情報 | |
---|---|
等級 | 14等級 |
前年事故件数 | 0件 |
事故あり係数適用期間 | 0年 |
居住地域 | 東京 |
運転者限定 | 限定なし |
免許 | ブルー |
使用目的 | 通勤・通学 |
年間走行距離 | 7,000km〜8,000km |
保険期間 | 平成28年9月1日から1年間 |
車両情報 | |
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車種 | アテンザセダン |
初度登録 | 平成28年9月 |
型式 | GF2FP |
保証内容 | |
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対人 | 無制限 |
対物 | 無制限 |
搭乗者障害 | 1,000万円 |
人身傷害 | 3,000万円 |
車両保険 | あり(一般) |
特約 | 弁護士費用特約 |
申込条件のポイント
アテンザセダンの新車14等級に設定しました。免許証はブルー、通勤・通学で年間走行距離8千km以内の平均的な条件です。
車両保険は一般で加入。車種の型式は人気のディーゼルに設定しているため、車両保険の金額設定は300万円〜400万円になる事が予想されます。
マツダ車は近年デザイン性が高く評価され、オーナーの年齢層が若年化してます。セダンに初めて乗る方も多い車種で、料率クラス(車種ごとの保険料の目安)は、全般的に若干高めです。
年代別の保険料比較
「18歳/21歳/26歳/30歳/35歳/40歳/50歳/60歳」の年齢条件で、見積依頼をしました。
年齢別に保険料の見積回答一覧を紹介します。
なお、保険料は全てネット割引や証券発行不要割引の適用済みの年払金額になります。
平均 | 高値 | 安値 | |
---|---|---|---|
18歳 | 206,390 | – | – |
21歳 | 131,218 | 175,090 | 109,880 |
26歳 | 91,300 | 128,990 | 70,770 |
30歳 | 77,304 | 101,890 | 58,700 |
35歳 | 74,040 | 84,330 | 64,850 |
40歳 | 73,360 | 78,400 | 64,210 |
50歳 | 73,962 | 81,850 | 67,510 |
60歳 | 79,364 | 89,690 | 71,180 |
18歳の見積回答一覧
三井ダイレクト:206.390円
14等級であっても、保険料は高めです。本来は20歳以下の全年齢は、自分で自力で14等級に上がる事が不可能で、同居の親族から自動車保険の契約を譲ってもらうか、親の名義で加入しないと14等級では加入できません。
そのため、免許取得して間もない方がボディーサイズの大きいセダンに乗る事のリスクと捉えられ、高い保険結果に繋がりました。この値段でも、18歳の方が自力で新規等級で加入するより大幅に安くなります。
アテンザクラスの車を所有していて、子供の免許取得と同時に年齢条件を見直そうと考えている方も、同等の保険料になるので注意しましょう。こうした親の契約で子供が不定期に乗る場合は、セゾン自動車火災保険を活用すると保険料が安くなります。
21歳の見積回答一覧
アクサダイレクト:109,880円
三井ダイレクト:117,800円
ソニー損保:120,660円
チューリッヒ:132,660円
セゾン自動車火災保険:175,090円
年齢条件21歳以上になると、保険会社からの見積り回答が5社に増えました。三井ダイレクトの全年齢と比べると、50%近く安くなります。
35歳以上に強いセゾン自動車火災保険だけ、高い結果が出ていますが、大手代理店型自動車保険だと、この条件でおおよそ18万円〜22万円ほどかかります。
自動車保険の年齢条件は21歳〜25歳を一つのカテゴリーに区分していますが、21歳で14等級は、ご自身で積み上げた等級ではない点も保険料が高い要因になっています。
26歳の見積回答一覧
チューリッヒ:70,770円
アクサダイレクト:71,740円
ソニー損保:90,660円
三井ダイレクト:94,340円
セゾン自動車火災保険:128,990円
14等級の場合は、年齢条件26歳以上になると一気に保険料が安くなります。特にチューリッヒは、21歳の条件では13万円以上した保険料が約7万円にまで下がります。
チューリッヒは年齢と等級の関係性を重視するので、年齢が少し変わるだけで保険料が大幅に変動する場合があります。
アクサダイレクトにも同様の事が言えます。こうした事故率が低い条件が揃った時に保険料が安くなるのは、外資系自動車保険の特徴です。
30歳の見積回答一覧
チューリッヒ:58,70円
アクサダイレクト:68.480円
ソニー損保:76,570円
三井ダイレクト:80,880円
セゾン自動車火災保険:101,890円
26歳と比較して平均1万円ほど安くなります。最安値のチューリッヒが他社よりも1万円ほど安くなる形になりました。
年齢条件30歳以上が廃止された三井ダイレクトも、等級と年齢の関係性が評価されて、1万円以上26歳より安くなってます。
35歳の見積回答一覧
チューリッヒ:64,850円
アクサダイレクト:65,680円
三井ダイレクト:78,770円
ソニー損保:76,570円
セゾン自動車火災保険:84,330円
35歳以上になると最安値のチューリッヒは、30歳をピークに保険料が上昇傾向にあります。
現在もまだ最安値水準ですが、他社との差が詰まってきました。
35歳以上の方に強いセゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)の割引率が増加してます。
40歳の見積回答一覧
アクサダイレクト:64,210円
チューリッヒ:68,400円
三井ダイレクト:77,870円
ソニー損保:77,920円
セゾン自動車火災保険:78,400円
最安値は35歳以下のチューリッヒからアクサダイレクトに変わりましたが、全体的な保険料は35歳と大きな変化はありません。
40歳以上になると割引率が上がる保険と下がる保険で対応が分かれます。
50歳の見積回答一覧
アクサダイレクト:67,510円
チューリッヒ:69,310円
セゾン自動車火災保険:74,290円
三井ダイレクト:76,850円
ソニー損保:81,850円
チューリッヒとアクサダイレクトの外資系自動車保険は、50歳以上になると14等級でも割高になります。
それに対して35歳以上に強いセゾン自動車火災保険の値下げが目立ち、国内の保険会社の最安値になりました。
60歳の見積回答一覧
アクサダイレクト:71,180円
チューリッヒ:72,680円
セゾン自動車火災保険:78,780円
三井ダイレクト:84,490円
ソニー損保:89,690円
60歳以上になると全ての保険会社で割高に転じる形になりました。
軽やコンパクトよりもアテンザは車両料率クラスや車両保険の掛金が高めなので、割引率が少し高くなるだけでも保険料に与える影響が大きくなります。
まとめ
年齢条件別に見積りを取った所、30歳が最も安い保険料になりました。35歳以上になると、反射神経の衰えなどもあり保険加入者の中での事故率が高いというデータがあるようです。
20等級やゴールド免許など割引条件がさらに揃うと、35歳や40歳で割引率が高くなる保険会社もあります。
全体を見ると26歳〜60歳までの保険料の最安値に大きな差はなく、6万円〜7万円がアテンザの保険料の目安です。
アテンザの特徴
アテンザは現在のマツダのフラッグシップセダンです。先代まではセダン、ワゴン、スポーツの3種類がありましたが現行モデルはセダンとワゴンのみになりました。
また、先代までは人気が低かったセダンが、現行モデルでは人気が出ています。人気の理由は欧州車を彷彿とさせるようなスタイリッシュな外観と安定感が高い走行性能です。近年では、ベンツやBMWの欧州車と比較してマツダのアテンザを選ぶ方がいます。
完成度は世界トップクラスのクリーンディーゼルエンジンモデルも用意していて、今回の見積り対象もディーゼルモデルに設定しています。
ディーゼルターボは非常にパワフルな走りと低燃費を両立させて、ディーゼル特有のエンジン音や振動も最小限に抑えられてます。