ブルさんブルさん

家・マンション・土地を売るときは、不動産一括査定サイトの利用がオススメです。
利用料は無料で、個人情報と物件情報を入力すると、複数の不動産会社を選択して一斉に査定依頼をできます。
私も家を売ったときは不動産一括査定を利用しました。

家・土地の無料一括査定サイトの使い方、仕組み、オススメサイト情報をまとめました。

家・土地の無料一括査定サイトの使い方


家・土地の無料一括査定サイトは、地域や物件ごとにピックアップされる複数の査定可能業者にまとめて依頼できるサービスです。入力作業は一度で済むので、複数の不動産屋の査定を受けたり、話を聞いてみたい方は手間が少なくて便利です。

また、利用する不動産会社選びで迷っている方にも、各サービスで厳選された業者をピックアップしてもらえるのでオススメです。利用は完全無料で、多数の不動産一括査定サイトがあります。

1.一括査定サイトの仕組み

一括査定サイトは、WEB上で申込情報を入力すると、提携している複数の業者に一斉に情報送信して、申込依頼できるサービスです。一括査定サイトは、査定依頼を受ける不動産会社などが、紹介料や成約報酬を支払うことで運営が成り立っています。

つまり、一括査定サイトを完全無料で利用できるのは、査定を行う不動産屋が手数料を支払っているからです。

一括査定の需要は拡大中

不動産業者は、見込客の獲得のために、従来は膨大な広告費をかけていました。最近では、駅前の一等地に綺麗なオフィスを用意している不動産会社でも、店頭の新規客が少なくなりました。また、折込広告や地元のバスや駅に看板に広告を出しても反響は限られています。

現在はネットやスマホの普及によって、何かサービスを受けようとする方は、CM、広告、看板など日常生活で目に入る業者に相談するのではなく、ネットで情報収集する方が増えています。特に不動産は金額が大きいので、慎重に業者選びをする傾向が強いです。

見込客獲得には一括査定サイトへの登録が非常に効率的で、大手不動産一括査定サイトは、軒並み提携会社数を年々増加させています。不動産会社から見ると、一括査定サイトから査定依頼があった顧客から仕事を受けられなければ手数料分の損失が出ますが、広告を出すよりも効率が高いです。

また、不動産売却する方は、住み替えで新しい家を探しているケースも多く、買取や媒介で成約がなくても新しい家の購入で仕事を取れるケースもあります。

不動産一括サイトはたくさんある

当サイトが把握しているだけでも、家・土地の無料一括査定サイトは小規模のところを含めると、70サイト以上あります。しかし、小規模の一括査定サイトを利用すると、実は登録している業者はなく、申込者の情報を見てから近隣の不動産業者に営業をかけるケースもあるなど、運営実績が多い大手に比べると、紹介される業者の質や対応スピードに大きな差が出てくる事が多いです

集客力が大きい人気サイトになると、一括査定サイトが営業をしなくても不動産屋から提携希望の連絡が来るようになって、一括査定サイトは審査を行い登録業者として受け入れるか検討しています。つまり、不動産一括査定サイトごとに登録している不動産会社の数が違うのです。

車の一括査定や保険の一括見積であれば、どこの業者を利用しても同じような大手が登録していてサービス内容に大きな差がないケースもありますが、不動産一括査定は大手でもサイトごとに登録業者の内容が大きく変わります。

実際に私が大手不動産一括査定サイト5社に、同じ条件で依頼可能業者をピックアップしてもらったところ、サイトごとで紹介される不動産会社が全然違いました

物件情報は正しくなくてもOK

家・土地の無料一括査定サイトは物件情報の入力が必須ですが、平米数や築年数はおおよそで問題ありません。不動産査定は土地・建物の広さや、建物の築年数によって大きく価値が変わります。

しかし、査定を受けた不動産会社は、必ず査定価格を提示する前に、法務局から登記事項証明書を取得して、正確な情報を元に不動産査定を行います。登記事項証明書は平日の日中にしか取得できないため、土日祝日に査定依頼をした場合、最短でも査定結果の提示は翌営業日になります。

つまり、正確に入力できるに越したことはないのですが、正確でなくとも、結局不動産会社が調べるので、おおまかでokということです

2.オススメ不動産一括査定サイト5選

家・土地の無料一括査定の中でも評判の良い厳選5社を紹介しています。

■スマイスター
仲介、買取、任意売却など目的別に査定依頼フォームが分かれていて目的に合った業者とマッチングできる。

スマイスターの詳細はコチラ

■home4U
NTTデータグループが運営しているので信頼性が高くサイトの使い勝手が良いです。大手不動産会社に強く、厳選した550社のレベルも高いです。
不動産会社とのトラブルを懸念される方や、信頼できる中堅〜大手を中心に不動産売却で利用する業者を選びたい方にオススメです。

home4Uの詳細はコチラ

■イエイ
アフターサポートにもっとも力を入れている不動産一括査定サイトです。イエローカード制度もあり提携会社の質も高い。

イエイの詳細はコチラ

■イエウール
提携会社数1,400社以上は業界最多。さらに独自のアルゴリズムで利用者ごとに適した業者を自動ピックアップしてくれます。当サイト一押しの不動産一括査定サイト!

イエウールの詳細はコチラ

■オウチーノ
中小規模の不動産会社情報が豊富です。提携会社数500社程度ではありますが、都心や大都市では圧倒的な登録業者数を誇っています。
より多くの会社の中から査定依頼先を選びたい方や、中小規模の不動産会社の情報収集をしたい方にオススメです。

オウチーノの詳細はコチラ

3.不動産査定の種類

不動産査定には「訪問査定」と「机上査定」の2つの方法があり、提示する査定価格は買取査定と適正価格の査定の2種類があります。

訪問査定 実際に不動産会社のスタッフが現地を訪問し、建物や設備の状態、土地の形状、境界などを確認して具体的な査定価格を出す
机上査定 訪問は行わず申込情報と登記事項証明書の内容から、概算の査定価格を算出する
買取査定 提示された金額に納得すれば、その値段で不動産会社が買取を行ってくれる
適正価格の査定 仲介で売りに出す場合に、売れるであろう価格

大手不動産一括査定サイトは、必ず訪問査定か机上査定で選択できます。まだ家を売るか決めていないけど概算価格を知りたい場合は、手軽に利用できる机上査定が人気です。

なお、買取か仲介(適正価格の査定)によっても、査定価格は大きく変わります。

仲介の場合、高額査定が出ればいい訳ではない

仲介の場合の査定価格は、不動産会社がお金を出す訳ではありません。相場よりも安く売りに出して早期売却をさせようとしたり、媒介契約(仲介で売り出しをする契約)を獲得するために、相場よりも高い査定価格を提示するケースもあります。仲介で売りに出すときは、土地と建物の価値を見極めて、相場に基づいた適正価格に設定することが大切です。

査定価格の提示は金額が高いところを選べばいいわけではなく、査定価格を算出した根拠の説明を受けて、納得できる不動産会社を選ぶ必要があります。1社だけの説明では、間違った査定をされても判断が難しいため、一括査定で複数社の見解を比較する価値があります。

また、不動産の仲介は適正価格で売りに出すだけではなく、広告や販売活動、買い手に向けた各種サービスなど不動産会社の対応方法が重要です。つまり、仲介のための不動産査定は値段の比較よりも、査定を受けた不動産会社の販売活動の内容や業者の信頼性を確認することの方が重要です。

4.利用するメリット・デメリット

一括査定サイトを利用するメリットは、簡単に複数の不動産会社に査定依頼できる点です。家や土地の売り買いは、ほとんどの人が生涯で0〜2回くらいしか経験しませんし、人生最大の大きな金額を取引するイベントになります。

1社にだけの話しか聞かずに不動産売却を行うのは非常に危険で、数百万円を損するリスクがあります。複数社に申込をするのなら、一括査定を利用した方が業者の絞込や査定依頼の連絡の手間が楽です。

このほかにも家・土地の無料一括査定を利用すると以下のメリットがあります。

■しつこい営業をされない
クレームが多い不動産会社は登録している一括査定サイトの評判を落とすことになり、不動産一括査定サイトから提携解消されることもあります。
不動産会社は一括査定サイト経由であった査定依頼は通常の新規客以上に丁寧な対応をします。

■業者同士のサービス競争がある
一括査定サイトに登録している業者は、複数の不動産会社と競合することを前提にした査定に慣れています。
間違った説明で利用者を騙そうとしても、すぐにバレてしまいますし複数社と比較した結果、選んでもらえるように優秀なベテランを担当者におくなど、各業者ごとに全力で対応してもらえます。

■一括査定サイトのサポートがある
一括査定サイトでは、クレーム受付、断り連絡代行、各種相談業務などを行っているケースもあります。
業者から提示された内容が正しいのか確認するなど、第三者の立場のプロからアドバイスをもらえるのは心強いです。
不動産売却に不安があればサポート体制が充実している一括査定サイトを利用しましょう。

■特典がある
不動産一括査定サイトによっては、登録会社と媒介契約を結んだり、成約すると商品券プレゼントなどの特典を用意していることもあります。
売却価格が高いと10万円前後の商品券をもらえることもありますし、結果的に売れなくても媒介契約を結んで売りに出したりアンケートに答えるだけで特典を受けられるケースもあります。

このように不動産一括査定サイトにはメリットがたくさんあり、利用料は無料なのでデメリットが少ないです。
ただし、不動産査定を依頼するなら訪問査定をオススメします。訪問査定を複数社から受ける場合は対応時間を作ったり調整に手間がかかります。
一括査定サイトによっては10社以上に同時申込できるサービスもありますが、負担を考えると多くても5〜6社までに抑えておいた方がよいでしょう。

一括査定の机上査定は意味がない

机上査定は実際に訪問しないので、仲介・買取を問わず提示した価格は、後日訪問査定を受けると変わることがあります。机上査定の場合は、メールか電話で回答することになります。不動産会社は家の価値が下がるマイナスポイントを、利用者に会わずに納得してもらえるように説明するのは困難です。

たとえば、以下の4社に机上査定を依頼した場合、どの業者からもっと話を聞いてみたいと思いますか?

A社:2,500万円以上は期待できる。タイミングさえよければ、もっと高くても売れる
B社:2,300万円なら3ヶ月以内に高い確率で売れる。2,500万円でも売れる可能性はある
C社:2,200万円〜2,400万円が相場
D社:買取なら2,000万円。仲介なら2,300万円が妥当なライン

多くの方がA社に一番強い興味を持つと思います。仮にC社やD社が提示している水準が適正相場だったとしても、机上査定の評価が低すぎると、その時点で検討候補から消されてしまうこともあります。

まずは訪問査定や電話など継続して売却相談を受けるためにも、机上査定は高めの金額で提示してくる不動産会社が多いです。

おわりに

家や土地を売るときは、一括査定サイトの利用が必須になりつつあります。私が家を売ったときは、知り合いに不動産会社勤務の方もいましたし、友人や知人、親戚から紹介してもらうこともできました。しかし、不動産は取引価格が大きいので、紹介など人情や誰かのメンツを考慮して気を使うことはしたくありませんでした。納得して高く売ってくれる不動産会社を選びたいと思い、あえて知人や紹介ネタがある不動産会社には声をかけなかったです。

知り合いや紹介ネタ以外で不動産会社を選ぶ場合、どこの業者を利用すればいいか迷うものです。一括査定サイトを利用すれば、簡単にそのエリアに対応している不動産会社情報を知ることができます。私は10社近くに同時査定依頼をいて、それなりの手間もかかりましたが、不動産会社選びや売り方次第で数百万円単位の差額が出るものなので、手間や負担を大きく感じることはありませんでした。

今回、多くの不動産一括査定を利用してみてサイトごとに、ピックアップされる業者の中身に違いがありすぎて驚きました。家や土地を高く売るには、一括査定サイトを利用して相談する不動産会社を選ぶことも大切ですが、その前の段階で利用する不動産一括査定サイト選びも重要なポイントになります。