ブルさんブルさん

ガイナは遮熱塗料シェア1位の高級外壁用塗料です。
外壁塗料で良い商品がないか、インターネットや書籍などでリサーチした所、ガイナを推奨する情報が多数出てきました。

ガイナがなぜ選ばれているのか?
その人気の理由や特徴を調べてきました。

ガイナとは

出典:https://gaina.ecomon.biz/

ガイナは日進産業が製造する外壁用塗料です。外壁用の塗料メーカーとしては、業界1位の関西ペイントや日本ペイントなどが大手メーカーにあたります。日進産業は中小企業にも関わらず、大手メーカーを抑えて遮熱系塗料のシェアナンバー1です。

ガイナは平成17年にJAXAとライセンス契約を結び、ロケット技術の最先端塗装技術を住宅用塗料に応用しています。宇宙工学によって開発された技術で、他の遮熱・断熱塗料よりも高い機能性があります。

高機能の原理

ガイナはアクリルシリコンとセラミックのハイブリッド塗料です。ガイナの機能性の高さの秘密は、JAXAからライセンス契約をした特殊なセラミック素材にあります。

ガイナのセラミックは、塗装後に10〜20ミクロンの微細な球体セラミックが複数の断熱層を作ります。そのため、太陽光の熱を防ぎ驚異的な遮熱・断熱効果を発揮します。

遮熱と断熱のそれぞれの効果がある

遮熱塗料と断熱塗料は混合されやすいですが、それぞれ効果が違います。遮熱塗料は熱を反射して遮る効果があります。断熱塗料は熱を吸収せずに遮断する効果があります。
外壁塗装の断熱塗料の特徴
外壁塗装の遮熱塗料の特徴

ガイナは遮熱と断熱の双方の効果を併せ持つ事で、室内をより快適な温度に保てます。

類似品との違い

遮熱と断熱の双方の効果を持つ塗料や、セラミックを配合したハイブリッド塗料はガイナ以外にも多数あります。

ガイナは宇宙工学に基づいてJAXAが開発したセラミック素材を配合した塗料です。セラミックによって構成される断熱層が類似品よりも細かく密着性が高いため、断熱効果と耐久性が高くなります。

本来、セラミックは配合量を増やすと密着性が下がって耐久性が落ちます。ガイナは類似品を圧倒する細かい球体セラミックになるため、塗料の中のセラミック含有率が高くても高い耐久性を維持できます。

類似品は耐久性を確保するためにセラミック含有量が少なくなっているので、ガイナに比べて遮熱・断熱効果が低いです。

ガイナの機能

ガイナは次の効果があります。

  • 遮熱
  • 断熱
  • 遮音、防音
  • 防汚
  • 防臭
  • 防露
  • 不燃
  • 高耐久

ガイナの人気の秘訣は高い遮熱・断熱効果です。外壁と屋根にガイナを使用すると、太陽光の熱の影響が減って、室内は3度体感温度が下がり、冬も同様に3度体感温度が上がって快適空間になります。

私が前回外壁塗装をした時は、遮熱塗料の説明はありましたが、ガイナの紹介はありませんでした。「家が快適になるなら遮熱塗料に興味がある」と業者に相談した所、「体感できるほどの効果はないかもしれない」と回答がありました。

しかし、ガイナであれば実際に3度快適な体感温度に変わって、効果を実感できる口コミ投稿も多いようでした。熱を吸収しやすい屋根の場合、真夏の炎天下の時は素手で触れないほど高温になります。

ガイナであれば、高い遮熱・断熱効果で素手で、触っても熱くないくらい太陽光の熱をカットしてくれます。

ガイナの耐久性

ガイナは本来ロケット用に開発された、過酷な状況でも耐えられる塗料です。セラミック球体が細かく密着性があるので、耐久性は一般的な遮熱塗料よりも高く、15年〜20年ほどの耐用年数があります。

特に屋根用塗料は、紫外線の影響を最小限に抑えるため、実耐用年数期間が長いと評判です。ガイナを利用するときは、外壁と屋根をセットにするとよいでしょう。

ガイナは高級塗料ですが、耐久性が高いため長い目で見ればコストパフォーマンスが高いです。

ガイナの費用

ガイナの費用は、一般的なシリコン塗料に比べて塗料代は3倍ほどになります。ガイナを使用した外壁/屋根塗装は、それほど高い技術力を必要しないため、足場などを含めた総額費用で見れば、外壁と屋根にガイナを使用しても、シリコン塗料の2倍前後に収まります。

耐久性が高く、塗装職人の腕によって耐久性が大きく変動するリスクもすくないため、耐用年数を考えれば割高感はありません。

通常のシリコン塗料を使って10年サイクルで塗り替えるのと、ガイナで20年サイクルで塗り替えするのを比べると、1年あたりのコストパフォーマンスはほぼ同等です。ガイナを使用すれば、遮熱・断熱をはじめ高い機能性で生活が快適になります。

ガイナのデメリット

ガイナは耐久性や機能性が高いメリットが多い外壁用塗料です。しかし、気になるのはデメリットの有無です。

ガイナは良い事ばかりを紹介していますが、本当にデメリットがないのか調べてきました。

色が限定される

ガイナは成分の特性上、次の色が作れません。

  • 黒に近い色など、濃い色
  • 艶あり

ガイナは艶なしの塗料しかありません。一般的な塗料は、艶ありの方が汚れを弾いて耐久性が高いと言われてますが、ガイナは特殊セラミック素材の効果で高い耐久性と機能性を誇ります。

外観の好みで黒系の色や艶ありを希望している方は、ガイナを見送るケースが多いです。特に屋根を黒系にしたいという希望者が多いです。また、ガイナは色見本よりも実際に塗った色の方が明るく見えます。屋根がイメージよりも明るくなりすぎたと不満を口にする意見も目立っています。

ガイナを使用して外壁塗装するときは、色選びを慎重に検討しましょう。

正しい下処理ができていない時の経済損失が大きい

ガイナに限った事ではないですが、外壁塗装はトップコートでどれだけ高級品を使っても、下地処理が正しくできていないと、塗装が剥がれるリスクが大きいです。ガイナは密着性が高く、塗装に必要な技術力は少ないですが、適当な下地処理では本来の耐久性が期待できません。

高価な塗料だからこそ、悪徳業者の手抜き塗装の被害にあうと経済的損失が大きくなります。
次の2択があったら、あなたはどちらを選びますか?

  1. 技術料が高く腕が良い職人の業者で安い塗料を使用する
  2. 価格重視の格安業者でガイナなど高級塗料を使用する

同じような見積りでランクのよい塗料を使うのであれば、2番の格安業者を選んでしまう方が多いです。しかし、外壁塗装は塗料を問わず技術力や丁寧な仕事が重要です。

格安業者の「ガイナを使って安くやります」という言葉には注意をしましょう。

デメリットは少ない

ガイナには、色や艶の制限や、見本よりも実際の塗装が明るく見えやすいデメリットがあります。しかし、デメリットはこの程度です。

ガイナは平成18年に発売され10年を超える歴史があります。短期間で遮熱塗料シェア1位にまで成長し、多くの方に選ばれている中で、住宅のオーナーや塗装業者からの評判が非常に高いです。

施工後のトラブルが少なく、遮熱・断熱をはじめその他の効果も高い持続性が報告されています。施工料金や初期費用は高いですが、金額に見合う効果やメリットがある塗料だといいきれそうです。

おわりに

ガイナについてリサーチした所、人気が高い最高級の遮熱・断熱塗料という事が分かりました。小さいメーカーの塗料がシェア1位になったのは、それだけ塗料の質が良い証拠です。室内温度が快適になって、エアコン使用頻度が減れば遮熱塗料を選ぶメリットが大きいです。

私が前回外壁塗装を行う時にも、光熱費削減に興味はありましたが、通常の遮熱塗料では体感できるほど効果が低いと説明がありました。ガイナは一般的な遮熱塗料よりも、遮熱・断熱効果や耐久性が高いです。

次回外壁塗装をする時は、しっかりガイナを使用した見積りまで取って、他の塗料と比較検討しようと思います。