ブルさんブルさん

私が前回外壁塗装をした時は色を決めるのに苦労しました。
私だけの好みではなく、家族で希望が異なるので意見をまとめるのに時間がかかりました。

また、営業スタッフが用意した色見本を見ても、家の外観のイメージが沸かず参考資料を探す所から悪戦苦闘していました。

私の経験談や、その後調べて分かった方法などを交えて、理想の色を見つけるステップを紹介します。

色選びのためのステップ


外壁の色選びに正解はありません。自分の好みで気に入った色を見つけるのが理想です。もし、ある程度の希望の色が決まっている場合や、独自の色選びの方法が決まっていれば、自分の考えを尊重して色選びを進めて頂ければと思います。

ここでは、外壁の塗り替え時期がきたけど、色をどうやって決めていいか分からないという方のために、段階別に外壁の色選びの手法や考え方を紹介していきます。

STEP1 色を変えるか同じ色にするか決める

外壁塗装をする時は、既存の家の色と同系色に塗り替える方法と、今までと違う色に変える方法があります。私は、前回外壁塗装をした時は中古住宅を購入して1回目の外壁塗装なので、今までの色とは違う色にしたい希望がありました。

長年住み続けている家や、無難な色を希望している場合は、同じ色にすると無難で失敗リスクが少ないです。

外壁塗装は色を変える事が目的ではなく、外壁や屋根を保護する事を目的にしています。色を変えるか迷っている場合は、同じ色にする事も候補に残しつつ、次のステップに進んでみてください。

STEP2 散歩をして他の家の外壁を参考にする

外壁塗装はパネルなどの色見本や、コンピューターグラフィックのイメージ画像よりも、実際に塗装した家そのものを見ると、その色の印象をダイレクトに感じられます。

私も外壁塗装をする時は、外出する度に自分の好みの色をした家ががないか、人の家を注意深く見ていました。外壁の色探しのためだけに外出するのではなく、何かのついでに他の家の外壁を見れば十分です。

気に入った外壁色を見つけたら、後日家族と外出する時に少し遠回りして、気に入った外壁色の家の前に行って実際に見てもらいました。

私が前回外壁塗装した時は、当初は青系の外壁に興味を持っていましたが、近所を散策して薄い緑や茶色と白のツートンもいいと新しい発想が生まれました。

STEP3 ネットの画像検索を活用する

ある程度、外壁色の候補を絞れたらネットの画像検索を活用しましょう。普段明るい時間に外出する機会が少ない方は、STEP2の散歩をして他の家の外壁を参考にする前に、ネットの画像検索から候補を絞り込んでもいいです。

私は、ネットで拾ってきた画像を外壁塗装の業者に送って、色の相談や指示を行っていました。ネットの画像検索の方法はいくつかありますが、私は検索エンジンに「外壁」と「希望色」のキーワードを入れて画像検索しました。

私は「外壁 青」、「外壁 緑」 「外壁 ツートン」などと検索する事が多かったです。ネットの情報量は豊富なので、同じ色でも濃さによる違いや、屋根やサッシとの色の組み合わせが多数あり、とても参考になりました。

STEP4 グラフィックのカラーシミュレーションを活用する

IT技術の進化によって、CGなどを活用したカラーシミレーションで家の色を探せるようになりました。グラフィックによるカラーシミュレーションはインターネットで手軽に利用できるものと、大手外壁業者のショールームで専用の先進機会によって自宅の写真に合わせて合成画像を作成するツールがあります。

ネットで手軽に利用できるものとしては、大手塗料メーカーのエスケー化研のカラーシミュレーションがオススメです。
(参考:http://www.sk-kaken.co.jp/simulation/)

ただし、グラフィックのカラーシミュレーションは人によって、実際の仕上がりと違いを感じる事もあります。私も実際に自分の肉眼で確認したものでないと信用できなかったので、グラフィックのカラーシミュレーションは活用しませんでした。

屋根やサッシ、窓枠など細かい配色まで自宅の造りや要望に合わせてシミュレーションできるので、細かい色の使い分けをしたい方にはオススメのツールです。

家の主体となる塗料が決まっていない場合は、カラーシミュレーションだけではなく、実際に塗装した家の写真や、その希望色の塗装された家を見て検討するようにしましょう。

STEP5 外壁業者や塗装職人のアドバイスを求める

外壁業者や塗装職人は、色についての提案や指示をする事を嫌います。私が前回外壁塗装した時の業者も、色は好みの問題が強いので、ある程度は希望の色や考えをまとめておかないと、具体的なアドバイスをもらえませんでした。

具体的な色の要望が決まると、この色なら屋根は黒にする家の方が多いといったアドバイスや、窓枠との相性の問題、その色の中での人気の濃さなどを教えてくれました。

最終的には、プロの意見も取り入れながら、細かい色を決めると失敗が少なくなります。

外壁の塗料を決めるタイミング

私が前回外壁塗装した時は、1階が茶色、2階がクリーム色のツートンカラーに屋根は黒系の色を選びました。屋根の色は、業者オススメの黒系ですんなり決まりましたが、茶色とクリームの外壁の色は最後まで色の細かい濃さが決められませんでした。

塗料を決めるタイミングは業者や塗装職人、利用する塗料の銘柄によって変わりますが、私の場合は外壁塗装工事に着手をして、足場を組んで下塗り作業に進んだ日に最終的な塗料を決定しました。

外部洗浄が終わり、養生作業をする日に、家の目立たない駐車スペースの壁の一部で、数種類の塗料の試し塗りをしてもらいました。試し塗りで実際に塗料を家の外壁に塗った状態を確認できたので、完成後に家のイメージが違うと感じる事はありませんでした。

こうした、色選びで失敗しないテクニックについては別ページでより詳しく紹介しています。
(参考記事:色選びで失敗しないコツ)

おわりに

外壁塗装で理想の色を見つけるためのステップは次の5つがあります。

  • 色を変えるか同じ色にするか決める
  • 散歩をして他の家の外壁を参考にする
  • ネットの画像検索を活用する
  • グラフィックのカラーシミュレーションを活用する
  • 外壁業者や塗装職人のアドバイスを求める

私は前回の外壁塗装で色選びに時間がかかりましたが、結果的に私も家族もみんなが納得する理想の色を見つけて、施工後の仕上がりにも色選びの観点では満足しています。

私は紹介した5つのステップのうち、4番のグラフィックのカラーシミュレーション以外の4つを実践しました。次回外壁塗装する時も、同様の方法で色を決めたいと思います。

外壁塗装の色選びに明確な正解はないので、色の選び方で自分の考えがある方は、ぜひ自分の考えを優先して実践してください。

もし、色の選び方で何から始めていいか分からない方がいれば、このページで紹介している理想の色選びのステップを参考にしてみてください。