ブルさんブルさん

外壁塗装に失敗しないコツは作業写真を提出してもらうことです。
作業写真を提出してもらうことで、手抜き工事を予防して、外壁塗装工事の内容に納得できるメリットがあります。

作業写真を提出してもらう


外壁塗装業者は、作業写真を必ず提出してもらえるケースと、要望を伝えた時だけ提出してくれるケースがあります。
必ず商談時に写真提出してもらえるか確認を取っておきましょう。

写真提出の費用は無料で、要望を伝えれば高い確率で了承してもらえます。
もし、作業写真の提出を渋ってくる業者がいたら、悪質業者の可能性もあるので注意しましょう。

写真撮影してもらう作業工程

外壁塗装工事の作業写真は主に次のものがあります。

  • 外壁塗装をする前の状態
  • 補修作業の拡大写真
  • 下塗り塗装
  • 中塗り塗装
  • 上塗り塗装
  • 付帯物塗装
  • 完成後の全体写真
  • 使用した塗料の缶の写真

外壁と屋根を同時に塗り替えする場合は、それぞれ全ての作業工程の作業写真を提出してもらえます。

作業写真の提出は、打ち合わせ時になるべく細かく、全体の作業写真を撮ってもらうように伝えましょう。

部分的な写真のみではNG

作業写真を提出してもらう目的は、外壁塗装工事を手抜きせず適切に行っているか証拠を残してもらうことです。ヒビ割れした部分の補修状況や、外壁1面のみの写真だけでは、写真を撮っていない部分で2度塗りしかしないなどの手抜き工事をされる恐れがあります。

「外壁塗装の3度塗りを見極める方法」はこちら

作業工程の中でも、塗装作業は下塗り・中塗り・外塗りごとに家の全面を枚数をかけて写真撮影をしてもらうように要望を伝えておきましょう。

ただ、「作業写真を提出して欲しい」とだけ伝えると、全行程で数枚の写真しか提出してもらえないケースもあります。

作業写真を見ることで納得できる

外壁塗装工事は、下地補修の時に外壁表面を磨いてクラック(ひび割れ)を発見したり、既存のクラックを削ってみて不具合の深刻さが分かる部分もあります。

外壁塗装工事は平均2週間ほどの期間がかかるので、常に作業に立ち会うのは困難です。作業や外壁・屋根の状態を写真に残してもらうことで、塗り替え工事が終わってから説明を受けた時に納得できることが増えます。

「外壁塗装の費用は高すぎる」と思っている人もいますが、使用した塗料や材料の多さや、作業にかかる手間や負担を写真が見ることで納得できます。

作業写真の提出をしてもらうだけで手抜き工事を防げる

作業写真の提出をしてもらうように要望を出すだけで、外壁塗装業者は「このお客さんはしっかりチェックするので手抜き工事はできない」と、気を引き締めさせる効果があります。

外壁塗装の手抜き工事の代表事例は次のものがあります。

  • 3度塗りではなく2度塗りで済ませてしまう
  • 塗料を薄めて使う
  • 下地処理が不十分
  • 付帯物塗装を怠る
  • 手直しをしっかり行わない

外壁塗装の手抜き工事は、家主の目を盗んで行うのは簡単です。手抜き工事を完璧に防ぐには全ての作業に立ち合うしか方法はなく、作業写真を提出してもらっても、手抜き工事を行う余地はあります。

しかし、作業写真を提出してもらうように要望を伝えるだけで、外壁塗装業者は「このお客さんは手抜き工事をするとバレるかもしれない」と危機感を持ってもらえます。

提出された作業写真を見て、適切な工事をしているか見極めることは重要ではなく、外壁塗装業者に作業過程を写真撮影しながら工事を進めてもらうこと自体に、手抜き工事を防止する効果があります。

おわりに

私が前回外壁塗装をした時は作業写真を提出してもらいませんでした。要望を伝えれば作業写真を撮ってもらえることは知っていましたが、塗装職人を疑っている印象になって失礼にあたると気を遣っていた部分もあります。

作業写真の提出について調べた結果、外壁リフォームの業界では当たり前のことで、作業写真の提出をお願いすることは失礼にはならない事を認識できました。次回外壁塗装するときは、必ず作業写真の提出をお願いするつもりです。