車の車検は乗用車の場合、新車購入時のみ3年、その後は2年ごとの継続になります。
自分の愛車であっても、数年に一度の車検は時期を忘れてしまう事がよくあります。
車検は万が一、時期を忘れて車検切れで乗ってしまうと、道路交通法違反で一発免停や免許取消になる場合もあります。
ここでは車検時期を忘れないための確認方法について紹介します。

車検時期を知る3つの方法

車検時期を確認する方法は次の3つの方法があります。

  • 車検証を確認する
  • 車検ステッカーを確認する
  • 販売店や整備工場からの案内

車検ステッカーによる確認が手軽

車検ステッカーは正式名称は「検査標章」で車検満了日を外部からも確認できる証明ステッカーです。
「車検ステッカー」の愛称で定着していて、「車検シール」と呼ばれる事もあります。

車検を取得すると運輸支局から車検証と一緒に車検ステッカーが交付されます。
車検ステッカーは車検満了日が記載されていて、フロントガラスの中央上部に貼り付けるように義務付けられています。

車検ステッカーは乗用車は水色、軽自動車は黄色で四角い形状が特徴です。
平成26年1月までは乗用車と軽でステッカーのサイズやデザインが違いましたが、平成26年1月以降は軽自動車の車検ステッカーのデザインが乗用車と同じデザインに変更され、違いは色のみになりました。

車検ステッカー見方

車検ステッカーは裏表の両面印刷になっています。
表面(車の外側から見える面)は中央下部に大きく1〜12の数字が書かれています。
この車検ステッカー表面の中央下部に書かれているフォント(文字の大きさ)が最も大きい数字が車検満了月を意味します。
車検満了月の上に○で囲まれた2桁の数字があります。
この数字が車検満了年(平成)を意味します。

つまり、車検ステッカーの表面を見ると、○○年○○月までの車検時期が確認できます
車の外側から確認できるので、警察が車検切れ車の確認をしたり、ガソリンスタンドや整備工場のスタッフが車検入庫の営業活動をする材料として見られる事もあります。

車検ステッカーの裏(運転席など車内から見える面)には、次のように具体的に車検満了日が記載されています。

自動車検査証の有効期間の満了する日  ○○年○○月○○日

車検ステッカーを確認できれば、車検時期をいつでも手軽に確認できます。
車検のシールを貼らない方もいますが、車検期日の管理やルール上、正しくフロントガラス中央上部に貼っておくようにしましょう。

車検時期の確実な確認方法は車検証の情報

車検ステッカーは陸運局から発行される公的標章ですが、車両情報の記載がありません。
そのため、可能性は低いですが他のお客のステッカーと誤って入れ替わってしまうリスクがあります。

ディーラーや整備工場からの案内ハガキは、スタッフの手作業によって入力されているので、情報が誤っている可能性があります。
確実に車検時期を確認するには車検証を確認しましょう。

車検証は名義人、ナンバー、車体番号と車検満了日が全て記載された公的登録書類で、内容が間違っている事はありません。
車検見積などで、車検満了日を提示する時は車検証の提出を必ず求められます。

陸運局から車検期日の案内は来ない

車検期日が近づいても、陸運局などの公的機関から車検満了日や継続車検の案内は原則一切届きません。
また、車検期日を過ぎて車検切れ状態になっても、公道を走らなければ罰則はありません。

そのため、車検満了日を過ぎても、陸運局などからの案内や車検継続の催促の連絡もありません。
第三者による車検期日の案内やアプローチは、車を購入した販売店や前回車検を利用した整備工場からハガキや電話連絡・メールによって来ます。

車を個人売買で購入した場合や、前回車検をユーザー車検で行った場合は、どこからも車検期日の案内が届かない場合もあるので、必ず自分自身で車検期日を把握して管理するようにしましょう。
販売店や整備工場からの案内は車検満了日2ヶ月前くらいに届く事が多いです。

まとめ

車検期日(満了日)を確認する方法は次の3つがあります。

・車検証を確認する
・車検ステッカーを確認する
・販売店や整備工場からの案内

手軽に確認するなら、車のフロントガラス中央上部に貼ってある車検ステッカーを見てみましょう。
確実に車検期日を確認したり、業者に提示する場合は車検証情報を参照・提示するようにします。
業者(ディーラーや中古車販売店)から車を購入した場合や、前回の車検を業者に依頼した場合は、車検期日が近づくとハガキや電話・メールなどで継続車検の案内が来ます。